江口俊男の発言 (地方行政委員会)
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○江口政府委員 ただいま国家公安委員長から詳しい御説明がございましたので、私から暴力取り締まり対策要綱について御披露申し上げろというお話でございますけれども、ほとんどただいまおっしゃったような内容につきまして、昨日も公安委員会で最終的にお取りきめを願い、それに従いまして私たち一生懸命努力するということに相なったわけでございます。
時間の関係もございますから、項目だけ申し上げますと、二つに分けて考えておりますが、一つは取り締まりの強化対策というものを立て、それからもう一つは、ただいまるるお話しになりました法的な措置について今国会でお願いする分もありましょうし、また将来に向かってそういう法律をつくるということで努力するという面がございます。
まず取り締まり強化対策といたまして私たちが考えておりますものは、中身はいろいろ書いてございますが項目だけ申し上げますと、一つは暴力組織の実態の解明がいままでのところ十分できていないので、これはただいまお話しのように単に刑事の面だけじゃなしに、思想を担当いたしております面、あるいは防犯をやっております面等、みんな一緒になって暴力組織の実態を解明しようというのが一つでございます。
それから第二には、そのような特別取り締まりの体制を確立しようというのが第二でございます。
第三は、暴力組織に対する視察、内偵の体制を強化する。同じようなことでございますが、これを継続的に、事件の前からやっていき、さらに事件のあとにおきましても、常時これをにらんでおるという考え方でございます。
第四には、暴力犯罪に関しまする初動捜査体制、すぐ手をつけるという体制を強化するということでございます。
第五には、暴力組織の存立の基礎に対する取り締まり、ただいまお話しになりましたような資金源その他についても十分な取り締まりをやるということでございます。
第六は、暴力犯罪の温床に対する取り締まり、これも五と関連した問題でございます。
それから第七には、暴力団同士の争いが最近きわめて例が多いのでございまして、これに対する取り締まりを徹底するということでございます。
第八には、拳銃その他の銃砲刀剣類の取り締まりをさらに徹底するということでございます。
第九は、暴力犯罪の被害者の届け出の促進をはかりますとともに、被害者、参考人等について、従来にも増した保護措置をとるということでございます。
第十は、暴力取り締まりについての民間協力関係の強化につとめるということで、これは九と関連する問題でございます。
十一には、暴力犯罪を犯した者に対する保釈等の適正化をはかるために、裁判や検察機関との連絡を一そう緊密にするという考えでございます。
十二には、暴力組織の構成員については、単にこれを検挙して刑罰を科するということに終わることなく、さらに正業への転換まで、これはわれわれのできることじゃございませんが、関係機関とはかりまして、そういう努力をも要請するということでございます。
それから十三には、暴力団ではございませんけれども、暴力犯罪を犯すおそれのあります精神障害者というのが非常に多いのでございますが、これについての発見とその保護取り締まりの措置を強化するというようなことを取り締まり対策の要点といたしまして、さらにその裏打ちのために、先ほど大臣からお話のございました暴力行為処罰に関する法律の改正、これは今国会で法務省からお願いをいたしておる点でございますが、これについて私たちも全く同じ気持ちを持っているということと、第二には、暴力の犯罪に使用されておる銃砲または刀剣類の所持、譲渡、携帯等に対する規制を強化する方向で罰則を強化したい、これは今国会でお願いすることができるかどうか、現在検討中の法案でございます。さらに、これは今国会ではおそらくできないと思いますが、簡易な手続による早い裁判ができるような機構というものを考えていきたい、こういうことを内容といたしました対策要綱を、実は昨日の国家公安委員会で最終的に決定をし、閣議にも大臣から御披露になった次第でございます。
一応私から御説明申し上げました。