千葉七郎の発言 (地方行政委員会)
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○千葉(七)委員 準公営企業であるから、したがって公営企業法の規定そのものを適用するというわけではない、このような御答弁であります。しかし、実際病院の経営を行なっておる公共団体では、私、県会等に出ておりまして、県立病院の経営の実態等もいろいろ見てまいっておるのでありますが、経営当局におきましては常に公営企業法によって、そのもとに指導をされておる、こういうことでございまして、したがって、病院企業自体から申しますと、どうしてもいわゆる合理的な経営という点に力を置きまして、そして公共の福祉ということがどうしてもあと回し、なおざりにされるといったような傾向が強いわけであります。合理的に経営をして、そして収支のバランスをとるということに力点が置かれておるわけでありまして、常にそういう観点からの経営が行なわれておるわけであります。したがって、ただいまの御答弁では、私、満足するわけにはまいらないのでありますが、そこで経営の実態を申し上げてみますと、これは岩手県における実態でありますが、大体年間四、五千万円ぐらいずつの赤字を生じておるのであります。三十七年度におきましては岩手県の県立病院の赤字は四千百八十四万円ほど生じておるのであります。ところがこの赤字の発生の原因がどこにあるかということを調べてみますと、現在の病院の新築あるいは改築等に対する公営企業金融公庫の貸し付けの利率が非常に高い、こういとうころからこの赤字が発生しておるように見られるわけであります。岩手県の県立病院がいま借りておりまする病院の新改築の資金は、総額で約五億円に達しております。この五億円の借り入れ金に対する利息の支払いは大体七分何厘に見まして、まあ四千万円近い利息を支払っておる、こういうことになっておるわけであります。結局この地方の病院の赤字の発生は、政府から借り入れをしておる資金の利息が高いがために赤字が発生をしておる、こういう結果になるわけであります。ただいまも、私の前の質問の方から地方債に対する利息の引き下げの考えがないかというような御質問もあったわけでありますが、こういう点から考えまして、金融公庫のこの貸し付けの利息を、将来少なくとも病院の改築資金に対しては無利子の資金を供給するといったようなお考えがあるかないか、この点をひとつお伺いいしたいと思います。無利子の金は原資の関係でできない、こういうようなあるいは御答弁があるかもしれませんが、しかし最近におきましては、農業構造改善事業等に伴ういろいろな資金で、無利子の資金の貸し付けを行なっておるというような状態になっておりますので、その原資のいかんによっては、この無利子の資金を貸し付けできないというようには考えられないわけでありまして、その点に対する見通し等をひとつお知らせ願いたいと存じます。