柴田護の発言 (地方行政委員会)
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○柴田政府委員 現実の姿から申しますならば、先生のおしゃることよくわかるのでありますが、この点は必ずしもすっきりいたしておりません。お話のように基地交付金というものを、基地に存します財産に対する固定資産税の代替なんだというふうに考えてまいりますならば、それはそれとして基準財政収入額に算入して、基地関係の財政需要をきちっと見ていくという方法をとることも一つかと思いますけれども、基地交付金の実際の性格というものは、固定資産税の代替的な性格を非常に強く持っておりますけれども、なおかつ二割分については特別の財政的事情を考慮して配分することになっていますので、その辺に明確を欠く性格がある。私どもは全く基地の特殊の性格に着目する迷惑料と言っては語弊がありますけれども、多分にまさに迷惑料的な性格を含んだ代替的なものとして設けたという考え方で、これをワク外に置いておるわけであります。しかしワク外に置いておりますけれども、基地の財政需要というものは明確なものもあるわけでありまして、そういうものは基地交付金とは一応別個に、特別交付税の配分にあたりまして考慮に入れていく、算定の根拠に入れていく、こういう形を現在までとっておるわけであります。徹底してまいりますならば、基地交付金というものの今日の姿のもとは、やはり国有資産等に関します交納付金から出てきます問題でありますので、その辺のところとのかみ合わせを考えてまいりますと、基地交付金の限度というものは知れておる。先々どのくらいになるかということになってまいりますと、まあ資産の大小、範囲等、問題ございますけれども、その問題を論外に置きますならば、おのずから限度というものはきまってくるのではなかろうか、なおかつ基地のいろいろな問題を処理してまいるということになりますならば、また別個の手段方法というものを考えていかなければならぬのじゃなかろうかという感じを私は持っております。