石橋政嗣の発言 (内閣委員会)
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○石橋委員 今回政府が全く抜き打ち的に原子力潜水艦の寄港受け入れをアメリカ側に通告いたしました点につきまして、若干のお尋ねをしてみたいと思います。われわれはもちろんのことでございますが、国民一般が今回の政府の措置に対して非常にたくさんの疑問を持っておるわけでございます。その第一は、なぜいまのような時期を選んで回答されたかということです。御承知のとおり、現在国会は開かれておりません。その開かれておらない時期をわざわざ選んだのではないか。国会の中で従来から論議されております、しかも十分に解明されておらない諸点を、お互いに論じ合い、その中で国民の批判、あるいはあなた方の立場でいえば協力を仰ぐという努力を全くなさらないで、突然こういう回答を行なりたということに一番問題があろうかと思う。なぜこういう時期を選んであわただしく措置をとったのか、これが質問の第一であります。ある新聞の社説にもこのことに触れておるわけでございますが、政府の今度のやり方は、国民感情を刺激することをおそれて、ひそかに
これを取り運ぼうとしたとしか考えられない。国会は開かれておらず、政局もちょうど夏休みの状態にあった。そのすきをねらって既成事実をつくり上げようとした意図が感じられてならない、こういうふうに述べております。そうして一つの例として、四年前のあの安保騒動が引用されておるわけです。当時の岸内閣が全く強引な形で条約の改定をはかろうとした、その行為に国民の怒りが集中して、ついに岸内閣はつぶれたわけでございますが、全くこれと同じような態度であるというようなことが、社説の中でも説かれておるわけでございますけれども、現時点において急遽回答をしなければならなかった理由を、まず外務大臣からお伺いをしたいと思うわけです。