海原治の発言 (内閣委員会)
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○海原説明員 ただいまの御質問に関連いたしまして、研究開発というのは、対潜魚雷としての研究開発でなくて、いわゆるそれ以外の目的、すなわち対空ミサイルとしての用途その他についての研究開発であるのだ、こういうお話でございますが、これは全く事実に反しております。一昨年も、たしかこのようなことを民間のいわゆる軍事専門家と称せられる方が言明しておられましたが、私どもはアメリカの海軍省につきまして十分調査いたしましたが、こういうことは全然ございません。また、私どもの専門家の判断にいたしましても、そういうことは無意味でございます。ということは、アメリカの潜水艦は、御存じのとおり、ポラリスがすでにございますから、それ以上に、このサブロックといって、潜航中の潜水艦から魚雷発射管を使いまして打ち出すものを、さらに対空ミサイルであるとか、あるいは対都市攻撃であるとか、そういうことは、全く無意味でございます。したがいまして、アメリカはそういう研究開発は現在いたしておりません。
次に、いわゆる攻撃型潜水艦というものは、現在総計四十四隻計画されております。したがいまして、このサブロックを搭載する予定のものは、一般には二十五隻程度といわれておりますので、先ほどもおことばの中に、サブロックを搭載しない原子力潜水艦、通常の攻撃型は、無意味である、こうおつしゃいましたが、そのようには米海軍省は考えておりません。さらに、サブロックの弾頭でございますが、これは開発の初期の段階におきましては、核とそれから通常の高性能の爆雷と、この両用のものを開発しようということで出発いたしました。しかし、海軍省におきまして、先ほどお話がありましたように、いろいろ研究開発の途中におきまして、この通常のものであれば、五十キロとか八十キロとかいわれておりますが、それだけの距離を飛びまして、しかも高性能の相手の原子力潜水艦を破壊するには不十分であるということがわかりまして、現在におきましては、サブロックであれば、これは全然弾頭は核爆雷でございます。このことは、昨年の米海軍省の発表にもそのとおりでございます。
なお、この核爆雷が水中におきましてどの程度のスピードのものかというお尋ねでございますが、これは軍事機密でございまして、私どもは承知いたしておりません。