石田礼助の発言 (予算委員会)
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○石田説明員 ただいまの御質問は、すでに私が初めに申し上げましたとおり、要するに戦争のために国鉄というものは大部分ぶちこわされた。その後における予算の投資というものがいかに少なかったか。これを、つまり国鉄というものは自己資金によってまかなうべく運賃の値上げというものを国会に再三要求したものであります。ところが国鉄は御承知のとおりスローモーだ。すべてのものが上がったあと、値上げをされたあとにいくものだから、いつもインフレーション対策として運賃の値上げというものは押えられる。その結果、今日物価指数なんというものは昭和十一年に比べて三百六十倍、三百七十倍にもなっておるにもかかわらず、国鉄のこの旅客の運賃なんというものは百五十九倍にすぎないというようなことで、予算のつまり少なかったということと、自分の収入の足らなかったということで輸送力というものを十分につけることができなかった。一方に経済の発展によって輸送需要というものがふえた。その両々相まってここに過密ダイヤをやらざるを得ないようなことになった。国鉄は、つまり輸送というものに対する非常に大きな使命を持っておる。これを遂行するためには、どうしたってダイヤというものを過密にせざるを得なかった。こういうことが原因なんでありまして、これに対してはどうしても輸送力をふやす。輸送力をふやすということになると、なかなかそう急にいくものじゃない。たとえば東海道新幹線やなんかをつくるにいたしましても、初めは千九百億くらいのものが、土地の買い上げその他によってなかなかこれはむずかしい。倍もかかったというようなことでありまして、この過密ダイヤをうまく解決するということに対しては、なかなかそう一年や二年でいくものじゃない。かすにやはり数年の年月をもってして、十分の予算をいただかなければならぬ。こういう意味であります。