野原覺の発言 (予算委員会第一分科会)
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○野原(覺)分科員 これは大臣に申し上げておきますが、いまお聞きのとおりなんですね。弁償不可能だという判断をしたそのときには課長はおったわけです。その課長は防衛庁から栄転をさしておる。私は弁償不可能だという時点がきて、あなたは裁判で勝てばよいと言いますけれども、大体こういうことで裁判をしなければならぬ、といったってただじゃないでしょう。なるほど裁判をすればその訴訟費用というものは先方に負担させることになるかもしれない。あるいはそれが普通ではありますけれども、しかしそのためにそのわずらわしい手数を要して、どれだけ庁の能率を下げておるかわからない。こういう事件を起こしたこと自体が責任問題なんです。裁判の結果を見なければならぬといったようなそういう防衛庁長官の考え方で、どうして綱紀の粛正ができますか。だから見てみなさい。今度の三十七年度の会計検査院の報告を見ても、またまた防衛大学の点がやり玉に上がったでしょう。しかも、このようにして何らの必罰、何らの懲戒も何らの訓示も説諭も受けない。若林君は通産局に行って何をやったか、百貨店法に違反して汚職をやってのけたじゃありませんか。一体防衛庁というのは昔の陸海軍省に当たるのか当たらぬのか知らぬけれども、最近自民党では国防省昇格論さえ出てきておる。こういう時点に一体何ということをやるのだ、私は自衛隊の諸君がこういうふしだらな事件を知って、これでは自衛隊の諸君の士気は高揚いたしませんよ。しかも大臣はのうのうと国会で、裁判の結果を見なければ私はわからぬ、勝ったらいいのだ、そういうことではならぬと私は思う。こういう問題を起こしたこと自体がこれは責任問題です。昔の軍隊というものはそのくらい規律を厳正にやってきたのではございませんか、私も軍人でありましたが。そこでこの三十七年度の決算報告を見ておりますと、防衛大学がまたまた指摘されておりますね。これをひとつ御説明を願いたい。どういうことでこうなったのか、まず会計検査院にお尋ねいたします。