高橋幹夫の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)

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○政府委員(高橋幹夫君) 現在の警視庁の持っております警察力から申し上げますと、六千人の動員というものはそうむずかしい問題ではございません。ただ、二万四千人というのは、これはたとえば長期間にわたって毎日毎日二万四千人の警察官を動員するということは不可能であります。したがいまして、二万四千人の警視庁の総力をあげるというのは開会式と閉会式、それが大体重点になっております。あとはマラソンの当日の甲州街道の沿道の状況によりまして考えていく、こういうことであります。二万四千人の警察官を動員するのは、オリンピックの開催されております二週間のうちの二日間程度だと私どもは予想しております。したがいまして、警視庁にとっては必ずしも容易な動員ではございませんが、この程度の動員はいろいろなときにすでに経験をいたしておりますので、二万四千人の動員は可能である。ただそこで、翌日の警察活動に支障があってはならないというので、二万四千人の動員の場合において少しでもその負担を軽減するという意味で、全国から二千ないしは三千の警察官の動員を求めたい、こういうふうに考えております。
 それから他の一般犯罪との問題は、確かに御指摘のように、多数の警察官を動員計画をする場合におきましては、オリンピックの会場なり、あるいはオリンピックに関係しておりますところの署の警察官は動員をいたしませんけれども、その他の警察署からは部隊を編成いたしまして動員をいたすわけであります。したがって、それぞれの署におきましては半分の警察力になり得ることがあるわけであります。ただ二週間という期限を限っておりますので、超過勤務等の問題を合理的に解決いたしまして、できるだけ勤務の差し繰りをしてできるだけ多数の警察官を動員いたしたい。そこで、人数の上における警察官の動員は相当いたしますが、その背後は、たとえばパトロールカーの運用を合理的にやることによってカバーする。先ほど御説明申し上げました、できるだけ防犯協会とか、あるいは地方の防犯組織の御協力を得て一般犯罪の予防に当たるということで、一般の住民の方の御協力を得るということを相当私どもは期待をいたしております。また同時に、この時点におきまして、東京都民全部がやはりオリンピックというものに御協力を願うという態度でございますので、そういう面におきますところの協力も相当期待できるものと私どもは確信をいたしております。ただ凶悪な犯罪がその期間に起こった場合というのは、これはやはりそのときの時点におきまして、それぞれの警察力をそれに集中せねばなりません。特に外国人に対するそういう凶悪犯罪が起こらないように、私どもはできるだけ努力いたしたいというふうに考えます。

発言情報

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発言者: 高橋幹夫

speaker_id: 27411

日付: 1964-02-13

院: 参議院

会議名: オリンピック準備促進特別委員会