海原治の発言 (外務委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○説明員(海原治君) サブロックにつきましてあるいは外務省のほうからも御説明があったかと思いますが、従来サブロックが核弾頭及び通常の高性能の爆薬によりますところの爆雷、こういういわゆる両用のものであるということにつきまして、一般にそのように考えられておった次第であります。これは昨年の外務委員会と科学特別委員会でございましたか、この連合の審査会におきましても、その当時私からも、その当時においてはサブロックは核・非核両用のものとして研究開発中のものである、こういうふうにいろいろな権威ある雑誌その他に報道されておる、こういうことを申し上げた次第であります。たとえば昨年アメリカで原子力潜水艦につきまして非常に権威のある解説書が出ておりますが、この中にも、「発射潜水艦は、遠距離ソーナーによって敵潜水艦を探知し、おおよその方角に向けてこれを打ち出す。サブロックは空中飛行を終わって再び水中に入ると、聴音自動追尾魚雷として働き、敵の潜水艦を追うのである。またはミサイルが水中に入った直後に爆発する核兵器を装着しておくこともできる。このときは、その近くにいる潜水艦に対し潰滅的効果があろう。」、こういうようなことを言っております。これも昨年の九月にアメリカで出ております「原子力潜水艦」と題する書物でございます。これの日本語の翻訳も出ております。こういうことでもおわかりになりますとおり、当時におきましては、米海軍は明らかに核、非核両用のものとしての開発を行なっておったのは事実でございます。したがいまして、その当時におきましては私どもは、資料によりますとそういうことでございますという御説明をしております。昨年の十二月四日に、御存じのようなアメリカの国防省の発表がございまして、これには弾頭は核ということは書いてございます。そこで私どものほうとしましても、従来私どもが聞いておりましたことと違っておりますので、いろいろと調査、検討を行なったわけでございますが、その結果、一日の内閣委員会で私が石橋委員にお答えいたしましたのは、現在におきましては核の爆雷のものを開発しておる、こういうことを申し上げたわけでございます。したがいまして、今後あるいは高性能の通常の爆薬のものが持てれば、当然、理論的に申しましても、装着できるわけであります。しかし、先のことはわかりませんし、過去のことは過去といたしまして、現在におきましてアメリカ海軍が最終的な開発段階に持っていっているものは、核爆雷を装着するものと、こういうふうに判断をして、そういう趣旨のことをお答えしたわけであります。そこで、従来からの政府答弁と違うじゃないかという御趣旨の御質問かと思うのでございますが、私どもが従来、核、非核両用のものであるということを御説明したあとにおきまして、このサブロックの弾頭につきましての御質問は実はございません。ことしのやはり当委員会におきまして、岡田先生から、現在すでにサブロックを装備した原子力潜水艦が第七艦隊に配属されているではないか、こういう意味の御質問がございました。そのときには私は、まだ現在開発の段階のものである、その開発はおそらくことしじゅうに終わるであろう、こういう趣旨のことを御答弁申し上げておるのでありますが、その際に、弾頭につきましての御質問はございません。その後ずっと国会の審議におきましても、サブロックの弾頭につきましての御質疑がないままに、先般の一日の内閣委員会になったわけであります。その際には、石橋委員から明瞭に弾頭についての御質問がございましたので、私どもが現在判断しておりますところのことを申し上げた次第でございます。そういう実情でございますので、従来政府が答弁しておったことと違うということではないと私どもは信じておる次第でございまして、ひとつそのように御了解願いたいと思います。