海原治の発言 (外務委員会)
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○説明員(海原治君) ただいまの、核弾頭を常に装備して行動するのではないか、そのように判断するのだということは、これは御意見でございますので、これについて私とやかく申し上げることはできないかと存じますが、私どもは、先ほど来申しておりますように、核装備ができるからといって常に核装備をしておるものではない。現にそうでございます。そういう判断をしておるわけです。それで先ほど来申しておりますことをさらに繰り返して恐縮でございますが、たとえばサブロックと申しますのは、先ほど申しましたように、敵のミサイル搭載原子力潜水艦の脅威というものに対抗する、主としてこういうことでございます。ところで、ロンドンの戦略研究所、これの一般に非常に権威を持っていると言われております数字を利用いたしますと、現在一九六四年の六月ごろの見積もりとしまして、自由圏は原子力潜水艦を三十三隻、共産圏は二十三隻、こういう見積もりをしております。この共産圏の二十三隻の原子力潜水艦というのはおそらく全部ソ連と思いますが、この中でミサイルを発射する潜水艦の数が幾つかということになると、これはいろいろ説が分かれております。したがいまして、こういうような状況を前提に考えますというと、かりにサブロックが実用段階になりましても、先ほど申しましたように、一体平時において常時これが装備をして行動する必要があるかどうか、ここに一つの問題がございます。御存じのように、核兵器の扱いは慎重でなければならない。一たん核兵器が使用されると、それが連鎖反応的におそるべき結果になるということは一般に認められておりますが、特に核兵器の管理、保管については慎重でございますから、これにつきまして私どもは先ほど申しましたような判断をしておるわけでございます。核装備し得るものは常に核装備をしていなければ意味がないのだということになりますと、これは私どもと考え方が違うわけでございますが、この点は意見になりますので、私どもの考えを申し上げることは差し控えさしていただきたいと思います。