小野裕の発言 (外務委員会)
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○説明員(小野裕君) 本件につきましてはあるいは外務大臣から申し上げることかと存じますが、私から、かわりまして申し上げます。
去る八日午前、厚木及び大和地区におきまして、引き続いて発生した米軍用機——これは海軍、空軍でございますが——二機の墜落事故の概要について御報告申し上げます。
すでに御承知のように、八日の午前十時八分、F105米空軍機一機が横田基地南方十九マイルの相模川の河原に墜落し、操縦士が死亡するという事故が発生しました。幸いに、日本側には被害はありませんでしたが、操縦士は、最後まで飛行機を安全な個所に誘導するようつとめた模様でございます。
この事故に引き続いて、同日午前十時五十八分、米軍厚木基地の海軍機F8Cジェット機一機が同基地を離陸直後、滑走路の北方約一キロの地点に墜落して、死者四名、負傷者五名を出しましたほか、家屋を焼失するという、まことに遺憾な事故が発生いたしました。
この事故発生については、直ちに在日米軍より外務省に対して通報がございましたが、その直後、ライシャワー大使より、このような重大な事故が発生したことについて陳謝の意を表明するとともに、犠牲者に対する米国政府の深甚なる哀悼の意の伝達方について依頼がございました。
また、ラスク国務長官からも八日に、さらに、九日にはジョンソンアメリカ大統領より池田総理大臣に対して、このたびの不幸な米軍機の墜落事故を深く遺憾とする旨の陳謝と弔意を表明する電報を受け取りました。
政府といたしましては、このような惨事を引き起こした今回の事故をきわめて遺憾とするものであります。よって、政府は直ちにこれが対策として、まず、米軍当局に対して、至急、日米合同委員会事故分科委員会の開催方を申し入れ、日米当局の間において、直ちに今回の事故の発生原因等について究明するとともに、今後における事故防止対策の検討を行なうよう申し入れました。その結果、この事故の原因の検討といたしまして、まず、一昨九日、第一回の事故分科委員会が開かれたのでありますが、本日午後さらに第二回の委員会を開催することになっております。
事故による犠牲者の方々、負傷された方、さらに財産の損害を受けられました方々には、まことにお気の毒の至りと存じます。これらの方々に対する補償の問題等につきましては、政府といたしましては、防衛施設庁において十分の措置を講ずることとなっておる次第でございます。
簡単でございますが、状況の報告を終わります。