森元治郎の発言 (外務委員会)

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○森元治郎君 そうすると、もう後退とか前進なんてものじゃない。被害妄想狂だ。被害妄想狂の作文みたいものですね。いままでないことをうんと付け加えて、私はこれを読んで頭が痛くなっちまうくらい、これは条約の文章みたいなものですよ。大平さんの頭とすれば、大平さんは長谷川君の質問に、中国はこわくない、軍事的にも経済的にもこわくない。そうしたら、今度、忘れたというような顔をして、思想攻勢が一-政経分離はいいけれども、経済交渉をやっていくと、そのルートを通じて思想撹乱が来ることは十分警戒する、こんなことは大臣の頭にはなかったはずだ。こんなのがちょろりとくっついてくる。それからまたもう一つは、いままでは、国連に、あなたの大好きな祝福された状態で入ったら正常化する。別なことばで言えば、あなたの政府の方針は、たとえ話で言いますと、自分の飼っている鶏を自分で絞めるのはいやだ。鶏の肉は食べたいけれども、自分の手で絞めるのはいやだから、人が絞めたら、よその力-表数が多くて国連に入ったら食べましょう。こういうふうに私は理解しておったのですね。ところが、今度はそうじゃない。かりに入ったって、そう簡単にはいかないよ。池田総理の答弁によれば、友好国がいやだと言うような状況では困る、友好国の意思に反するような場合には承認しない、こういうことを予算委員会で言っている。これは新たな事実が加わってくるのですね。
 時間がないから、あと五分間だから、さらに進めれば、鹿島さんの質問かな、中共承認には前提がある、日華基本条約を認める、日米安保条約を認めるのだ、内政不干渉だとかいろいろ御託を並べておりましたが、これについて総理は、大体同感である-大体なんということばはつかうものじゃないですよ、国務大臣はね。そういうことばをつかっていろいろな条件が加わってくるのですね。この点いかがですか。「思想攻撃」が加わったり、祝福されて入ったって、すぐにはいかない、友好国の意思も聞かなければならぬ、それからまた、前提条件がある、一体どこがほんとうなんですか。

発言情報

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発言者: 森元治郎

speaker_id: 5396

日付: 1964-03-12

院: 参議院

会議名: 外務委員会