田中一の発言 (建設委員会)
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○田中一君 そこでたとえば、これは各府県あるいは市町村等は下請的にそれぞれの行政区域内の問題を調べると思いますが、たとえば宇治川、淀川の水の問題にしても、現在でも各府県とも調整がついておらないのです。そういう各県にまたがる共通部分というものは、どういう機構でどういう人たちがそれに対する一つの判断というか、計画というものを樹立するか、同じ調査といっても、おのおのがおのおののほうに我田引水的な調査並びに結論を想定しながら行なうのでは、近畿圏整備本部の精神というものがないわけであります。そういう問題がたくさんあります。そういう問題はどういうところで調整して結論出すのか、あるいは調査段階ですら、資料調製の段階ですら、そういう問題があると思うのです。ただ素材としてめいめいがめいめいの行政区域内の自分たちだけの利益というものを中心に持ってくる調査と、近畿圏全体の総合的なものとおのずから違うわけです。それはむろん審議会でもって最後の結論は出すのだということになるでしょうけれども、それは演出です。形式です。その前に、もはや一つの方向というものは、お互いに理解し合いながら調査しなければならぬと思うのです。そういう点の調整というか、調査段階における調整というか、あるいは近畿圏整備本部から一応の結論を与えられたこの方向に向かっていくのだけれども、これに対する調査はどうかということで非常に違うのです。その点は調整という形になるか、総合的な目途をどう持っていくかということを伺っておきます。いまの各府県に調査費を交付するということは、一つの整備本部の意思がなくちゃならぬのです。目的がなくちゃならぬと思うのです。方向がなくちゃならぬと思うのです。