林塩の発言 (予算委員会)
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○林塩君 私は、医療関係者、中でも国民の健康を守り、それからまた、予防方面にも非常に努力していかなきゃならない、むしろそういう面におきまして医療保障を進めていく上に一番重点の施策が行なわれなきゃならないところのこの看護対策が、非常におくれていると思う。それで、それに対しまして、いま厚生大臣にお答えいただきましたが、それでは非常に不十分だと思います。といいますのは、そういうことに対し数がどのくらいあるか、それからまた、それに対してどういう具体的なものを持てっおられるかということを伺いたいと思うのございますが、申し上げておきたいと思いますことは、社会保障を進める上に非常に大切だということにつきまして、政府が認識が足りないのじゃないかと思う点があるわけでございます。試みに、英国が社会保障の理念を導入しますときに一番最初に手をつけたのが看護婦の問題でございます。それで、当時早くから看護婦法を制定いたしまして、有資格者でなければ患者さんの看護に当たってはいけない、あるいは保健指導をしてはいけないというようなことまではっきりきめております。そうしてその数についても、非常に真剣にこの確保につとめております。二十年の間に英国の人口は二%しかふえておりませんのに、看護人口は実に五〇%ふえているというこの事実を見てみましても、はたして日本の政府がそういうふうな対策を講じたであろうかどうかということを思うわけでございます。将来十分にこの対策を講じなければ、社会保障を進めていくの何のというようなことはいわれないのじゃないかと思いますので、この点について特に注意をお願いしたいと思うわけでございます。
それで、いま病院で非常に困っている問題、この困っている問題はどういう問題かといいますと、病院は一ぱいふえていきますのに、その一番大切だと考えられますところの看護婦が足りません。そのために病院を開くことができないという状態さえあるのでございますが、この事実を大臣は御存じでございましょうか。それから、病院を建設していきますときに、それに対していかがでしょう。看護関係者の数をふやしておかないで、それでただむやみに医療機関である病院をふやしていくことがどんな結果になるかということについて、何かデータをお持ちでございましょうか、当局としてはどういう対策をお持ちになっておられるか、伺いたいと思います。