鹿島守之助の発言 (予算委員会)

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○鹿島守之助君 もし米国政府の態度にあまり変更がないとするならば、フランスや若干の小国が中共を承認したからといって、日本は従来の態度を変更する必要はないと思います。さらばといって、永久に中共を承認せず、また、国交を正常化しないというようなことは不自然であり、よろしくないと思います。いな、われわれも、故ケネディ大統領が言ったように、中国本土の住民と太平洋地域の諸国民が隔絶しているのは近代世界の大きな悲劇であり、一時的現象に終わることを切望するものであります。特に、わが国民と中国人とは同種同文であり、古くより政治、経済、文化において切っても切れぬ関係にあったものでありますから、わが国独自の立場から、一定の前提条件が満たされるならば、これが承認、国交の正常化に踏み切るべきものと存じます。しかし、日本の外交路線は、国際順応主義やあるいは中共の立場に立った日中国交回復論に軽々しく応じてはならないと思います。
 私は、中共承認の前提条件として、まず第一は、中共が日米安全保障条約を承認することであります。第二は、日華平和条約を尊重することであります。第三は、対日賠償請求権を放棄することであります。第四は、内政不干渉主義に基づいて、わが国に対し共産主義の破壊宣伝を行なったり、間接侵略を行なわないことを約束することであります。以上の見解に対し、総理または外務大臣の御所見を伺いたいと思います。

発言情報

speech_id: 104615261X00819640306_023

発言者: 鹿島守之助

speaker_id: 11098

日付: 1964-03-06

院: 参議院

会議名: 予算委員会