赤城宗徳の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(赤城宗徳君) 拿捕状況を第一に申し上げます。昭和二十二年このかた、韓国に拿捕された漁船の数は三百十八隻、乗り組み員数が三千八百十七人になっております。このうちで未帰還のものが百八十一隻、沈没したものが二隻、抑留中死亡したものが八人となっておりまして、現在一人も抑留されている漁船員はございません。最近に至りまして、三十九年の一月二十九日、一隻、乗り組み員十二名が拿捕されましたが、三月九日に船、乗組員とも釈放されております。
 それから日本漁船に対する韓国側の圧迫状況がどうなっておるかという御質問に対してお答えいたします。いま申し上げましたように、昭和二十二年以来、日本漁船が拿捕されていましたが、特に二十七年一月、先ほどから話がありました公海上に李ラインを設定いたしまして、これはマッカーサー・ラインの延長でございますが、それ以来李ライン侵犯ということの理由で、わが国漁船を追跡したり拿捕を行なってきております。私のほうではこれを認めておりませんので、その中にも入っている船があるわけであります。韓国側では、警備状況は大体警備船十二隻、これが李ラインの警備に当たっている模様でございます。釜山を本拠とし、木浦ほか六つの港に前進基地を持っていて、常に四隻から六隻が出動している、こういう状況で、二、三隻が共同動作をとっておるというふうに思われます。私のほうではどういう方策をとっておるかということでありますが、そこまで申し上げますと、この李ラインの撤廃を申し入れておるのでありますが、韓国によるわが国の漁船の拿捕を防ぐため巡視船等を増強いたしまして、重点的配船を行なってその性能の向上をはかっておる。私どもの警備状況は、海上保安庁の巡視艇が五隻常に季ライン周辺海域に配置しておりまして、韓国警備船の動向をキャッチしては出漁船に警報し、拿捕を未然に防止するとともに、追跡を受けておる漁船の保護誘導につとめておる。また水産庁の取り締まり船二隻を常時李ライン周辺に配置いたしまして、海上保安庁と協力して拿捕の防止につとめており、必要に応じては、いまの二隻以上の取り締まり船の増強をお願いしたい、こういう状況であります。

発言情報

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発言者: 赤城宗徳

speaker_id: 5392

日付: 1964-03-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会