桜井茂尚の発言 (商工委員会)
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○桜井委員 いま御説明のあったような計画をお立てのようでございます。それ以外に農業から百万ぐらい計算に入れているようでございます。従来、政府の考えは、その給源を農業に求めているように見受けられました。だが農業からの流出が苦しく、学卒者の農業への残留は六%内外であり、農業の青壮年を中心とした基幹労働力は、近代的農業を確立するためにももはや温存しなければならない事態になっております。そして現に農業労働力の流出が年々ますます老齢化していることを考えるときに、また政府の指導する小農体系が続く限り、農村からの労働力流出の限界が見えてきました。将来に多数を期待することは困難だろうと思われます。そして農林自営業者の数が、労働省の三十八年度の統計によれば四百六十七万であるに比し、非農林自営業者の数は五百十四万であります。しかも非農林業者のほうが金銭に対する計算も高く、土地に対する執着も少ない。しかも労働者の賃金所得と自営業者の所得との格差等が労働者側に有利に展開している。したがって私は、非農林自営業者の労働者化が急速に進展するものと考えておるのであります。そしてこの現象の端的なあらわれは、昭和三十七年度の商業統計によりますと、戦後潜在失業のプールとして年々増大してきた小売り商店の絶対数が初めて二万人減っていることから見てもわかります。また流通革命や工業における製品の規格化が進行していること等から考えてみても、いま言ったことが必然性を持っている、そしてそのように進んでいる、このように私は考えます。この点、政府は従来見落としているのじゃなかろうか。そこで、このような零細業者の分解形態がどのように進行しているんだという統計や分析がもしあるのならちょうだいしたいのであります。その点御質問いたします。