泊谷裕夫の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○泊谷委員 神宮の皆さんにお尋ねをしたいと思います。
平たく言って、高校野球であれば甲子園で精魂を傾けて戦い終わったあと、その子供たちがわずかばかりの土を握って帰るということがいつもテレビでクランクされております。これと同じように、神宮球場についても二月十九日の当委員会で小川議員から切々と訴えられたように、この球場は六千人の若人、ことに中学生の勤労奉仕によって育て上げられた球場だというお話がございまして、神宮側としても本来これらの若人の次の世代をになう爆発的な快挙を求める位置に置きたい、こういうお話でありまして、ただしかし諸般の事情、ことに財政上の問題があって苦悩しているというお話がありました。私ども国民の声を代弁する立場に立って、一面国会議員という立場で考えてみますと、皆さんの苦悩しておる実態に目を向けなければなりませんし、いままでのように見る野球から数多い人々がその戦いを通じて新しい行き方を求めようとするためには、国で責任を持つ球場を数多く持たなければならぬものと考えております。当面のこの国民の声を何とか打開したいということで、十九日の委員会では川崎議員からこれまた詳細に、何とか打開する方策はないかということで、許される限界において財政上の問題についても触れられたと思いますし、当委員会の大石委員長も鋭意努力をされておったことは御承知のところと思うのであります。
結果的に皆さんの専門委員会の決定を新聞で拝見いたしますと、朝日も毎日も読売も、各委員の名前は避けますけれども、神宮側の財政難のために不本意ながらこれに同意せざるを得ないという談話が載っておりますが、いまお尋ねをする前にひとつ神宮側にお伺いをしておきたいのは、もしこの苦悩というものが、特に財政上の問題が打開されたとするならば、先日神宮側からお話のありましたこの学生野球のメッカとしての神宮の位置を通していただけるか、歴史的な伝統を守っていただけるかどうか、まず最初にこの考え方をお聞かせいただきたいと思うのであります。