島田孝一の発言 (体育振興に関する特別委員会)

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○島田参考人 ただいまの前田委員の御質問でございますが、もともと明治神宮外苑の野球場というものが学生のみの使用であれば、あるいはこの委員会としてはたいへんけっこうだとお考えになっていらっしゃるだろうと思います。またわれわれとしましても、できますならばそれはたいへんけっこうなことだ、その点についていささかも違った考えを持っていないはずでございます。ただ、すでに開かれました何回かのこの委員会で委員の各位が十分御存じになっていらっしゃると思うのでありますが、野球場そのものを非常にいいコンディションに持ってまいりますためには、相当の維持管理、運営という面についての経済的の基盤がある程度まで確立しておりませんと、あれだけの大きな施設を常に完全な状態に持ちこたえるということが非常に困難な状態になっておるということも御了解いただけるように思われるのであります。
 先ほどの御質問の内容でございますが、私は、いずれかと申しますと、運営委員会そのものに関係いたしましたことが、ここにおいでになる加藤先生よりもあとでございまして、はたして私がどれほど詳しくただいまの御質問に対してお答え申し上げることができるか、この点はいささか私自身としても疑問に感じておりますけれども、おそらく三十八年前後であったと思いますが、いま申しましたような経済的な自立性ということを神宮当局もある程度まで考えられまして、学生優先という基本的原則はあくまで維持しながら、ある程度までプロの野球の場として、もしそこに余裕がございますならばこれを開放するという方針に外苑の運営委員会そのものも決意をした、これは確かな事実だと私は思うのでございます。現在におきましても、少なくとも昭利四十年度の問題といたしましても試合教がかなり多いじゃないか、つまりプロ関係の野球そのものの試合教が比較的多くなっているじゃないかというお話であろうと思うのでありますが、しかし、私自身といたしまして、ことにまた立場をかえまして外苑の野球専門委員会の関係者の一人としてもし発言を許していただくことができるといたしますならば、私は、全体から見て、試合回教であり日教であれを十分目を通していただくならば、そこにやはりあくまで学生優先の線が維持されておるということだけは皆さまにもお認めいただいてけっこうであるのじゃないか、かく考えておるわけでございます。この線は将来とてもわれわれ自身としてもくずそうという考えはございません。ただ、ごらんのように、プロの野球といいあるいは学生の野球といい、全国的に非常にたくさんの野球の試合というものが行なわれる時代を今日迎えております。本来ならば、プロはプロの専用の野球場を持つべし、学生は学生としての専用の野球場を常にまた確保しながら、お互いにはっきりした線がその間に敷かれまして、それぞれの球場を使いながら、完全に全試合が消化されるということでございますれば、これはもう問題はございますまいし、非常に私は理想の状態であるということを申し上げることができると思うのでありますが、悲しいことには、なかなかそれだけの余裕が施設的に今日の時代においてあらわれておらないと思うのであります。したがいまして、原則的な考え方は現在でも変えないつもりでありますが、もしその間にお互いがある程度の譲り合いを行ないまして融通し合うということができますならば、これは学生の野球も、あるいはプロの野球も、ある施設を共通的にある程度まで使うということは、必ずしもこれを妨げるものでないという考えは同時にあることだけは確かな事実だと私は申し上げることができるように思うのでございます。
 そういうようなわけ合いでございまして、ここには野球の専門家も参考人として今日出ておるのでございまから、もしさらに具体的な御質問でございますならば、また私以外の参考人の方からなお具体的なお答えを申し上げることができるかと思いますが、総論的に私が申し上げるとただいま述べましたようなわけ合いで、できますことならば、やはりもうシーズンも迫っておることですので、今日の場合すでに球場専門委員会が決定をいたしましたような線で本年度進んでいきたい、こういう考えは私として持っておるということをこの際申し添えまして御参考に供するわけでございます。

発言情報

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発言者: 島田孝一

speaker_id: 118

日付: 1965-03-11

院: 衆議院

会議名: 体育振興に関する特別委員会