土肥次郎の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○土肥参考人 私、この委員会には初めて出ましたのですけれども、ただいま前田先生がおっしゃったことに対して率直にお答え申し上げます。
実は、私は慶応関係で、学生代表ということで運営委員の席をいただいておりますが、前田先生がおっしゃったように、私は腰のない者ではございませんで、もしそういうことが可能なれば、皆さんがプッシュしてくださるならば、前田先生がおっしゃったような線で当然神宮の外苑というものはやらなければならぬものと思います。ただあれが現在宗教法人の管轄下にある間は、ちょっと前田先生のおっしゃるようなことはなかなかできないのじゃないかと思います。
その第一番の原因は、この運営委員会というものは、先ほど前田局長からお話があったように、決をとりますと、十三対四でございます。棄権が二つございます。ですから、われわれがあそこで、前田先生がさっきおっしゃいました払い下げのときのいろいろないきさつ、これは昭和二十七年の九月二十九日に文部大臣のお名前とそれから明治神官の宮司と関係三団体の代表者で覚え書きをつくっておりますけれども、この覚え書きの趣旨でやろうと思っても、十二対四ではわれわれ何ともいたし方ないのです。ですから、前田先生がおっしゃったようにやるのなれば、あの運営委員会というものを徹底的に改めていただいて、宗教法人明治神宮の所有財産から切り離すということは急にはできないと思いますが、かりにあのままの形態で置くとすれば、委員会の委員の任命の方法、たとえば一つの例ですけれども、三分の一は神官側の代表、三分の一は学生側の代表、残りの三分の一は、双方が同意したような人でもって委員会をつくりまして、そこで予算と決算を十分に審議するということになれば、前田先生がおっしゃるような線にいくと思います。かりに、絶対にプロを締め出すということは不可能かもしれませんけれども、少なくとも昭和二十七年に文部大臣の名前を入れてつくった覚え書きの趣旨によって運営することが可能であると思いますが、私たちは非常に残念ながら、決してあきらめてはおりませんけれども、この運営委員会の性格というものを根本的に改めない限りは、始終十二対四で否決でありますから、そうすれば予算の審議、決算の審議はとうていわれわれはできません。そうすればやはり神宮のそろばんではじいたスケジュールを承認せざるを得ない。まして四億の借金を背負っておりますから、少なくともあれだけは早く返したいということを常に考える次第であります。