大坪保雄の発言 (法務委員会)
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○大坪政府委員 ちょっと私から一言だけお答え申し上げたいと思います。これはもう坂本先生も十分御承知のとおり、官庁機構というものは、事務的に大臣に報告すべき事柄は、それぞれ局長なり課長なりの立場で報告いたしております。私は、おそらく刑事局長は、私自身は詳細に知りませんけれども、検察庁の取り調べの経過なり内容なりについて大臣に報告すべきものであると判断したものは全部報告していると思います。それをどこの点をとり、どこの点を捨てるかということは、これは大臣の判断でございます。大臣が、この当委員会でもそうであったかと思いますけれども、答弁しているのを私も聞きましたが、これは私の判断で、検察庁の取り調べの内容を間接的に聞いて、そしてそれに基づいて私が判断をして、こういうことを申しましたと言っておるのでございますから、どの点をおまえは報告したか、どの点を報告しなかったかというようなことを事務当局に追及なされても、これはいささか酷ではなかろうかというように考えるわけでございます。おそらくは、もう検察庁からの報告で、刑事局長の判断によって報告すべしと思う事柄はすべて報告しているものと御了承いただきたいと私は考えます。
なおまた、検察庁は、大臣が何か指示をすれば、その主張や主役を曲げて政治的な問題は別にたな上げしておいて処置するというような疑いを持っての御意見でございますけれども、私は現在の日本の検察官というものはそういうものではない、これは厳然として職務を執行いたしておる、かように信じております。この点はお信じくださっていいのではないかというように思います。どうか事務当局への追及も、事務当局の立場を——これはもう坂本先生十分御了得のことでありますから、御了察の上よろしくお願い申し上げたいと存じます。