津田實の発言 (法務委員会)
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○津田政府委員 黒金念書の問題につきましては、今回の三菱銀行の関係に、私文書偽造行使という罪によりまして、吹原及び森脇を起訴いたしております。したがいまして、その面で偽造があったことは明らかであります。そのほか黒金氏関係の文書があることは新聞でも報道しております。あることも事実であります。しかし、その個個の文書につきましては目下捜査中でありますけれども、現段階で申し上げられることは、昨日の予算委員会でも申し上げましたように、黒金氏またはその夫人から、吹原が黒金氏の判を預かっておったという事実があります。その預かっておった理由は、家屋及び電話加入権の名義書きかえの必要上預かったということでありますが、その印を使用した疑いが非常に濃厚であります。そういう点は現在までにわかっておる事実であります。それから私どもが大臣に報告いたしましたのは、先ほど申し上げましたように、処分あるいは処理のポイント、ポイントについては当然でありますし、その間にも随時報告をいたしておりますが、具体的にどういう報告をしたかということは、捜査の関係上申し上げることを差し控えたい。しかしながら検察庁自身は、とにかく起訴をするあるいは逮捕をするという処置をいたすことによりまして、その態度を外部にあらわしておるわけであります。したがいまして、そのことによって、それまでの事実についてのある程度の判断ができた、あるいは起訴については、検察官としてはその犯罪事実確実という判断をしたということは、検察庁が判断をいたしておるわけであります。しかしながら、それ以外のこと、たとえば政界とどうとかいうような問題につきましては、検察庁は本来その職務権限上判断すべき事項ではございません。したがいまして、その判断を外部に公にするということは、検察庁自体としては通常の形においては形式上はあり得ないことです。ただ、しかしながら、検察庁におきまして起訴いたしました場合に、いろいろの関係で新聞等の質問を受けました場合に、ある程度のこと、ことに明らかになったことについては、これを外部に自然にわかるようにするという態度をとることはございます。私どもも検察庁自身の判断というものは一々聞いておりません。また見込みということにつきましても一々聞いておりません。私どもは集まってきたいろいろな報告によりまして、自分自身としてはある程度の判断をいたしますけれども、その判断について上司に報告することは、する場合もあるし、しない場合もあります。本件についてどういう報告をしたかは申し上げられませんけれども、そういうわけでありますので、私どもの判断が直ちにあらわれたものというふうにお考え願うことは、場合場合によって違うと思います。本件につきましては、少なくとも私からあるいは事務次官から報告いたしましたことにつきまして、大臣が判断して発言されたものと私は考えております。現に私はそうであると確信しております。