坂本泰良の発言 (法務委員会)

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○坂本委員 刑事局長は、近江絹糸の事件については、大阪の地検の検事が上京して河野大臣を調べたかどうかというようなことを聞いて、調べたか調べぬかだけでもいいと言ったけれども、捜査の秘密の関係で言えないといって言わなかったのですが、これは速記録を見ても明らかであります。そういうことは、例をあげればまだほかにもたくさんありますが、時間がありませんからあれしますが、そういうことをわれわれが体験した上からこの検事正の談話を見ますと、これは読売新聞のけさの記事なんですが、「さる四月以来いわゆる吹原産業事件について捜査をしてきたが本日の東郷、木村らに対する特別背任、森脇に対する私文書偽造、同行使、詐欺、恐かつ未遂事件などの捜査を終わり、起訴した。なおこの事件に関連して、流布されていた元内閣官房長官黒金泰美名義の政治資金に関する念書について次のような事実がわかった。1三菱銀行の告訴による三十億円の通知預金証書の詐欺事件ならびに大和銀行の特別背任事件について、動機、政治資金調達の有無、資金の流れを究明した結果、森脇と吹原の間には、約三年前から金銭貸借が行なわれていた。しかし高金利のため雪だるま式に債務がふえ、森脇の吹原に対する最終的債権三十億円の大部分は、元本と高額な利子のつもったもので、現実に吹原が他の用途に使用できる余裕はなかった。自民党総裁選の際に、森脇らが資金を出している事実は全く認められず、この資金の調達、預金を口実に金融操作をしていたことが、明らかになった。さらに、森脇に対する債務の返済に困った吹原は、森脇と共謀して、三菱銀行に対する通知預金証書の詐欺、恐かつ未遂事件まで犯すにいたったものである。黒金念書は、吹原が森脇らと共謀、偽造したうえ、恐かつや、融資を得る手段につかったものである。」こういうような具体的の事実をあげて発表しているわけです。ですから、こういう程度のものは、やはり国政調査においても、ひとつこれはその事実を明らかにすべきものであって、従来のようなノーコメントでやるべきではない。こういうふうに考えますが、刑事局長はどうお考えですか。

発言情報

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発言者: 坂本泰良

speaker_id: 26562

日付: 1965-06-01

院: 衆議院

会議名: 法務委員会