小平忠の発言 (予算委員会)

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○小平(忠)委員 私は、昨年の総裁公選にあたりまして佐藤総理のとられた態度は、いまなお記憶に新たなものがあります。あなたは、自民党の同じ中にあって総裁に立候補せられたときに、明確に当時の池田総理に対して、池田内閣のすなわち所得倍増政策は誤りであった、これはおれが総裁になったなら直すのだと、それは非常に大みえを切られた。私は、同じ党人であっても、いいことはいい、悪いことは悪いと率直に述べられるその勇気とその行動はいいと思う。しかし、池田さんが病のために中道に倒れられて、その後数カ月にしてあなたが総裁になり、総理の座につかれたのである。それから今国会を通じていわゆる佐藤内閣の姿を見ておりますと、結局は池田内閣の踏襲であり、佐藤色は出ない。これは私はわからないわけでないのです。あなたが総裁になり、そして池田内閣のあとを引き継いだときに厳にくつわをはめられて、ついに、内閣を改造するまでは、あるいはこの国会だけは踏襲するのであるという、もちろん注文もつけられたでありましょう。しかし、私は、いかにそうであっても、それを党利党略のために行なうことが国民のためにプラスになるのか、そのことを考えてみた場合に、やはり勇断をもって、あなたの所信をもって進むことがよろしいと思う。まあそのことは、会期ももう明日で終わって、一両三日のうちに大幅に改造される。そうして佐藤色を出すということであるから、その際には、やはりあなたの勇断をもって進むという体制をつくっていただきたい。
  〔小川(半)委員長代理退席、委員長着席〕
 それで、民主政治を育てるということは、今日根本的な問題はいろいろあるけれども、その中で一番大きな問題は、各級選挙に最近は非常に金がかかる、これがガンであります。もしあなたが、今度の参議院選挙に臨みまして、総理、総裁としてあくまでも法定費用で選挙をやれ、それ以上に金のかかるような候補は出さないということで、自民党みずから範を示すようなことがあったならば、私は国の政治の姿勢も変わってくると思う、具体的に言うならば。その点はいかがでございましょうか。

発言情報

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発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1965-05-31

院: 衆議院

会議名: 予算委員会