小平忠の発言 (予算委員会)
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○小平(忠)委員 長官の御説明はけっこうです。
私は、やはり今日のような状態において、ともすれば災害は、あたたかくなってくると、ああよかったな、そういう感じをしているところへもってきて——これは実は先刻長官が説明されているように、平均の気温の積算によると、それほど低くないのです。ところが、異常気温によって、これは一昨日の朝日新聞ですが、「北海道は冬に逆戻り」というような、こういう記事を見ただけでもぞっとするのであります。ですから総理は、特にこの災害問題については重大なる決意をもってこれを処置していただきたいということと、もう一つは、今日の科学陣を動員してもいいから、日本のように災害の多い国は、もっと予算的にもあるいは今後の調査、研究についても配慮してほしいということを私は申し上げたいのであります。
時間の都合上、最後にもう一点私は総理と農林大臣に申し上げたい。特に赤城さんは名農林大臣としてほんとうに尽力されました。しかし、今度は大幅改造で、あなたも農林大臣のいすを交代されるのでしょう。しかし、私は非常に重要なことでありますからこの点をお伺いしたいのでありますが、本委員会においてもあるいは私は他の場合においても強く発言をし、また政府の所信をただしておるのでありますが、今日政府が農業政策に対して、特に近々米価も決定をしなければならぬ段階にきております。ところが、おそらく私は今度の参議院選挙でも、総理みずから、農業に対してはかくかく予算的あるいは各種の施策を講じていると演説をされるでありましょう。しかし、私は四十年度の予算の現状を見て、食管会計の赤字一千九十六億、これをぶち込んだ額において一般会計の中で占める割合が一〇%をこしていると主張しても、これはあかないんです。この食管会計の赤字一千九十六億を差し引くならばわずか七%なんです。こういうような考えで今日の日本の農業を根本的に近代化していくことは、私は不可能だろうと思う。だから、少なくとも農林大臣は、次の農林大臣に——すでに四十一年度の予算の編成の作業が近々進められると思う。この場合に、食管の赤字をどう処理するか、本年度の米価はどういうふうに決定するか、さらに四十一年度の予算編成にあたって、少なくとも農業基本法に示される農業近代化の方向にかくかくの態度を示すということについては、私は、長い間赤城さんか日本農政に精魂を打ち込んで尽くされたその考え方を、少なくともこの最後の委員会において明確にあなたの意見を聞きたい。
同時に、そのことは、やはり総理の最後の決断による。総理の日本の農業政策、特にかつていまから七、八年前においては、一般会計の中で農業予算の占める割合は一六・四%まで上げられたことがありました。それが月来今日においてはわずか七%では、これは農業に対して佐藤内閣が最大の配慮をしておるとは言えないのです。私はこのことを率直にお伺いしたいのであります。