野原覺の発言 (予算委員会第一分科会)

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○野原(覺)分科員 確たる対策がまだ立っていないようですが、それでは速記志願者の男子が少ないことに対する対策は全く立たぬわけでございまして、困ったことだと思う。これはぜひ立ててもらいたい。
 そこで、私の所感を申し上げておきます。速記の養成所に入ってからの手当がやはり少ない。これは考えてやるべきです。このごろは若い諸君の労働力が非常に要請されておりますから、どこに行っても引っぱりだこです。だからして、それに対抗するためにも、在所研究生の手当を増額してやるということはやはり大事です。手当、待遇の問題がやはり一番影響が大きい。それからここにやってきましても——東京におる子供だけが速記者になるのではない。全国の者がやはり速記にひとつのあこがれを持っておりますよ、国会の速記ということになれば。だからこれらの人々に対する寮、宿舎等の施設について特に考えてやるということもいいでしょう。速記者を募集する広告に、必ず寮はある、研究所のときの手当はこれだけなんだといったら、これだけで来ますよ。やってみなさい。そういうことをやはりやってもらわなければならぬ思う。
 国会職員が、大半を出て、君はどこにつとめているのだと、いなかへ帰ると聞かれる。私は衆議院です、こう答える。じゃひとつ、衆議院に行っておるからお嫁さんをもらってもらおうということで、ある結婚話が進んだ。そうしたら、いなかからやってきたお嫁さんのお父さんが、衆議院をたずねたけれども一向に姿がみえない。どこだといったら宿舎の玄関番をしておる。何だということになってお気の毒にもこの結婚がだめになったという、泣くに泣けない話を私は聞かされたのです。やはり国会職員は、宿舎であろうと本院であろうと、国会に働いておるのだ、国権の最高機関がおれの職場なんだという誇りと喜びを持たせるためにも、私は事務総長に待遇の問題をぜひひとつ考えてほしいのです。
 時間の関係があるからずっと申し上げますが、速記監督というのがありますね。お聞きしますと、この速記監督は数名が行政職の二等級になっておるだけで、二十五年以上の者が速記監督に同じ勤務年数でありながら定数のワクのかげんかどうか知りませんが、うんと下回って位置づけられておる。こういうことはやはり私はいけないことだと思うのです。速記監督というものをたくさんつくるわけにいかぬでしょう。だから何名かつくるのはよろしい。これは職制としてやむを得ない。しかしながら、給与の面では、同じにまじめにやっても、やはりそのワクがあるからその中に入れないならば、せめて給与ぐらいは下回ることがないように大いに考えて、やるという措置をとってもらわなければならぬかと私は思う。このことは去年の分科会で問題にしました。当時の事務総長、庶務部長は全く同感の意を表しておったのですけれども、一向その後前進していないように思うのです。これはひとつ事務総長ぜひ考えてください。いかがですか。

発言情報

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発言者: 野原覺

speaker_id: 16407

日付: 1965-02-22

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第一分科会