川俣清音の発言 (予算委員会第一分科会)

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○川俣分科員 事務総長が末端までなかなか口が届かないということは十分承知の上であなたにお尋ねしておるのです。しかしながら、こういう問題については、担当の者がもっとあなたに率直に伝えて、国会の議事が支障のないようにつとめる、私はそうあってしかるべきじゃないかと思う。一々これはあなたが目が届かないことは、私はそのとおりわかります。だから、あなたが悪いということでなくて、あなたの指導力と申しますか、統括力が不十分でないかという点だけは、これはあなたに責めを負わせなければならぬじゃないかと思う。一体国会の職員はどこに欠陥があるかといえば、なるべく上の人にはよく思われようとするような考えで、実態を知らして国会の運営において支障のないようにしようなんという考え方でないのですね。これが一番の欠陥だと私は思うのです。何とかうまく上のほうへ伝えておいて、うまくいっているのだというようなことを伝えて、不十分な点は隠そうとする点が多いと思う。そういうのは、やはり統率力がないと申しますか、指導力がない欠陥じゃないかと私は思うのです。私、超勤のことをみんなに聞いて歩いても、川俣さん、委員会でやられるのだったらといって、みんな秘密にするのです。秘密にしてこれは済ませるかといえば、済ませられない問題です。
 たとえば、きのうは医者に会って聞いたのです。それは国会の先生方がおそくなって、私もいなければならぬと思っておりますけれども、そういう場合には車ぐらい出していただけると、おそくなることはいとわないでやりますけれども、おそくなると、終わったというと、もうそれっぱなしだというんですね。それで、おそくなるとこの付近はタクシーも拾えないというのです。われわれはおそくなることはいとわない、しかし、そういうおそくなってタクシーのないようなときには、医者を送るぐらいのことはしてもらいたいものだと、これは率直な願いです。では事務局に車がないかといえば、あるのですよ。しかも事務総長はじめ議長などは、かなり多分な超勤をつけた運転手を持っておる。私はそういうことであまりボロをここでいま出そうとするのじゃないのですけれども、去年調べたところによると、議長の運転手、事務総長の運転手がなぜこんな大きい超勤の費用を持っているのかとふしぎに思うぐらいです。私どもはどうなるか。超勤は自己負担です。議員の負担になっておる。御承知のとおりでしょう。各党に削り当てている超勤の費用というのは一定額でしょう。一カ月二十六時間ですか二十八時間ですか、それ以上は議員負担なんです。それはそれでもいいですよ。しかし、それほど健康管理に必要で医者を置くならば、これはやはり医者の送り迎えというまでいかないにしても、それほどまでにしないにしても、おそくなった場合、十時になった、あるいは八時過ぎた、九時過ぎたというような場合には送るぐらいなことをしなければ、だんだんいい医者がいなくなるのじゃないか。全く時間が不定だし、おそくなった場合にはタクシーも拾えない、これでは十分な健康管理をしておるということは言えないのじないでしょうか。
 一体超勤の費用をどういうところに使っておられるか、これは私も大体調べておりまするけれども、会計検査院は各官庁に対してはなかなかきびしく会計検査をしておられるようですが、国会に対しては非常に遠慮しておられるのじゃないかと思うのですが、国会の予算を、精細にお調べになったことがございますか、それで何にも指摘するような事項がなかったのかどうか。今日まで会計検査の報告の中に指摘事項は国会は一つもありません。この点どうなんですか。国会だからということで遠慮されておるのか、あるいは、あっても、国会はうるさいから、ということで遠慮しておられるのか、この点はっきりしないのです。

発言情報

speech_id: 104805266X00519650226_016

発言者: 川俣清音

speaker_id: 14578

日付: 1965-02-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第一分科会