田口誠治の発言 (予算委員会第二分科会)

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○田口(誠)分科員 まあ、全般的な防衛予算をふやしてもらうというようなことについては反対ですから、ただいまの長官の答弁は私は了承できませんけれども、第二次防計画を立てた当時と今日とは、近代的な科学兵器ができておりまするから、そういうことから何に重点を置くかということはおのずから戦術的に違ってくるわけなんです。計画も、そのまま実施することのよしあしということは変わってきておると思うのです。したがって、こうした近代的な科学兵器が出てきておる今日において、第二次防計画を立てられたときのそれぞれの数字そのものとはおのずから変更されることは当然であって、この変更されたことがすなわちほぼ推進の線に沿っておるんだという、こういう表現をされておるんですけれども、これは、予算獲得には各省ともいろいろ問題があって苦労をしておる中において、防衛庁としては十分な予算を獲得しておるんだというように私は判断をいたしておるんです。先ほど御答弁のありましたように、内容そのものを見ますれば、まだ戦艦等の建造方面は計画どおりにはいっておらないと思いまするけれども、しかし、先ほども申しましたように、近代的な科学兵器が次から次にと優秀なものができてくる今日、どこに重点を置くかというこの防衛戦術からいきますると、おのずからその内容は変わってくると思うのです。その変わってくる内容を土台にして今日の予算というものは組まれておるわけなんですから、私は、十分にその予算はとられておるんだというように判断をしておるわけなんです。その十分とられておる予算の中で、防衛庁がいままで答弁の中で約束をしてきた、また国民大衆からも要望されておるところの民生安定の予算がきわめて不十分であるという点を指摘をいたしておるのでございまするから、この点につきましては、これ以上申し上げましてもおそらく答弁のしようもないと思いまするので、これ以上突っ込んで聞きませんが、ただいま申しましたように、防衛庁としては、ほぼ第二次防衛計画を貫徹いたしつつあるんだということは、これは科学兵器の面から重点的に整備をしなければならない内容からいって、当初つくったところの第二次防計画の中の数字そのものは変更しなければならないということから、いろいろと内容に変更が出てきておるわけなんでございます。内容に変更が出てきておって、つくるものをつくらぬ。このことが不十分だというように考えてもらっては、これはたいへん間違いだろうと思いまするので、今後もこの民生安定の方面の予算を十分にとっていただくことが国民大衆への要望にこたえることになりまするし、そうして、今日まで政府が国民に公約してきた公約を果たすことにもなり、そのことが愛される自衛隊云々ということにもマッチしていくことになろうと思いまするので、そういう点につきましての、今後の考え方をもう一度明確にしていただいて、次へ質問を移していきたいと思います。

発言情報

speech_id: 104805272X00219650223_013

発言者: 田口誠治

speaker_id: 8616

日付: 1965-02-23

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第二分科会