田口誠治の発言 (予算委員会第二分科会)

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○田口(誠)分科員 わかりました。こういう質疑のやりとりをしておりますと時間がきますので、あまり私がお聞きをして指摘をいたしたいという点ができませんが、いずれにいたしましても、定員より自衛官で三万三、四千人というものは不足をいたしております。そういう結果でございますから、なかなかこの自衛官の募集ということについては、相当努力されておりまするけれども、自衛官になり手がないということです。自衛官になってもすぐやめるという、こういうことになりますから、必然的に国防省を設置をして、そしてまた徴用制度とか、あるいは徴兵制度というものを勢いしかなければ、こうした兵の充足もすることができないというような、あれやこれやの考え方をもって、この日本の自衛隊を拡充強化しようとすれば省に昇格しなければならない、憲法の改正まで持っていかなければならない、こういうことになっておるだろうと思いまするが、こういう点につきましては私どもは反対でございまして、いまの兵の不足を充足することは、これは毎年同じような数字で、どちらかというと欠員の数字が多うなっていっておるのです。だから、こういうような実態でありまするから、この防衛庁というもののあり方につきましても、国民がいかに支持しておるか、支持しておらないか、また国民が自衛官になり手がないかということは、おのずからわかるだろうと思うわけでございます。重要な点を一つお聞きして質問を終わりたいと思いますので、この点をちょっと突き詰めたいと思いましたけれども、また防衛庁の設置法の改正のときにでもゆっくりお聞きをいたしたいと思いますので、事務局のほうでも十分数字の面についての勉強をしておいていただきたい、いまから申し上げておきます。
 それから次には、先ほど民生安定の方面の質問をいたしておりましたわけですが、私は、民生安定ということは、基地なりあるいはいろいろな施設をつくったことにおいて非常に国民大衆に迷惑をかけるから、その迷惑のかけることを緩和する対策を立てることが民生安定の一つの対策であるというようにお考えになって、いままでも予算化されてきておるのですが、私は、その考え方でいきますと、ほんとうに国民大衆が反対をしておることを強引にやるということは、これはその考え方にそむくことだろうと思うのです。したがって、今年度の予算の内容から見ましても、一つの例を引いてみますと、岐阜の各務原航空実験隊の滑走路が、いまは二千百五十メートルだと思いますが、それを五百五十メートル延ばす、そして二千七百メートルになりますと、F104が離着できるわけでございますので、一億数千万円かけて滑走路の整備をするということでございます。したがって、地元の各務原市は市議会で絶対反対の決議をして陳情にも来ておりますし、そして、また、地理的に見ていただいてもわかりますが、あの飛行場の周囲はずっと町が並び、病院が並び、そしてその境が三十五万の岐阜市に隣接いたしておるわけなんでございます。現在航空実験隊というのは千歳と各務原の二ヵ所にあるわけでございますが、この二ヵ所は不便だから、各務原市のほうを延ばして、そして千歳にある104を持ってくる、こういうお考え方のようでございますが、こういうことを計画されることがすなわち民生を安定する、国民大衆の要望にこたえた考え方の上に立っての計画でないと思うわけでございますが、その点についてひとつお答えをいただきたいと思うのです。

発言情報

speech_id: 104805272X00219650223_025

発言者: 田口誠治

speaker_id: 8616

日付: 1965-02-23

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第二分科会