小泉純也の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)
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○小泉国務大臣 シビリアンコントロールの確立が国民全体の国防に対する正しい認識というものの最も基本的な問題であるということについては、私も同感でございまして、文官優位の原則というものは、国民全体の手によって守られなければならないことであるとも考えます。またいままでの自衛隊のあり方については、やはり正々堂々と国の平和を守り、国民の安全を守るために自衛隊というものが存在をいたし、また隊員の任務もそこにあるという崇高な任務に徹底をいたしまして、私は、正々堂々自衛隊は国民の前にその歩みを続けていかなければならぬということを、長官就任以来強調をいたしておる次第でございまして、今日までのところ、あるいは何と申しますか、一部の自衛隊の反対論者に遠慮する向きがあったとか、いろいろな点もございますが、これからはそういうことでなしに、やはり国民に深い理解と協力を求めて、自衛隊は国民とともにある、国民もまた自衛隊とともにあるのだ、国民と自衛隊はこん然一体のものであるという事実をば積み重ねていくことがいわゆる日本の国防と平和を全うするゆえんであるということを、常に私は訓辞の中にも申し上げて力説をしておるわけでございます。
今日私は、この三矢研究文書をめぐって文官優位の問題がさらに論議せられることは、たいへんけっこうなことだと思いまするが、また一面、この文官優位の原則に不安があるというような感じを持たれることを遺憾とし、御承知のとおり、予算はもちろん、一切の防衛計画、また人員一人ふやしますにも全部国会の御承認を得なければ今日自衛隊の活動ができないことは、国会議員である諸先生が最も御承知のとおりでございまして、私は、国会の権威を信ずる一国会議員といたしましても、文官優位というものはいささかもぐらついてはならないと確信をいたしておる次第でございます。
本問題の提起を契機といたしまして、この小委員会の場を通じて自衛隊の真の姿を披瀝さしていただき、また先生方のいろいろな疑惑の質問にもお答えをいたしまして、私は、この問題を契機として、ただいま江崎小委員が申されましたような、自衛隊は国民のものである、そうして国民が正しい理解をして、一そう国防意識が高揚さるるようなことに持っていきたいと衷心から願っておる次第でございます。