小泉純也の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○小泉国務大臣 この仮想敵国の問題は、従来しばしば申し上げたとおりでございまして、政治的な意味でなくて、全く図上演習をするための一つの想定、いわゆる相手方、対象国というものを仮想敵国という文字であらわしたのでございまして、この点は、前にも申し上げましたとおり対象国とすることが適当であって、仮想敵国というようなことばを使ったことは適当ではないということを申し上げておるわけでありますが、同じ対象国を想定するにしても可能性の問題であると思いますが、これもいま高田委員の申されますとおり、だれが考えても全然あり得ないというようなことを想定するわけでもないということは、私もおそらくそうじゃないかという感じがいたします。といって、また一方、高田委員が当然起こり得べきことだ、いわゆる可能性を信じて想定をするということも、これもまたそういうような推論もなさるでしょうけれども、当然こういうことが起こるであろうということを前提としてそれを想定に取り上げたというふうにお考えいただくことも、私は想定を出した当事者の意向と相当の違いがあるのではないかと考えておるわけでありまして、朝鮮半島における事態というものは、御承知のようなかつて朝鮮事変があったというような関係で、またそういうこともあり得るというようなことで、一つの演習の想定に取り上げたにすぎないのでございまして、必ず近い将来そういう事態が起こるであろうというような前提のもとにこの想定を取り上げたというふうに解釈をしていただきたくないと思うのでございます。全く可能性のあり得ないということもないでしょうが、また当然起こるべきことだということを考えて想定をつくったということでもない、あくまでも図上演習上の一つの想定だというふうにお考えいただきまして、可能性の有無ということは想定を設定した者の頭になかったものであるとわれわれは解釈をいたしているのでございます。

発言情報

speech_id: 104805277X00719650407_005

発言者: 小泉純也

speaker_id: 14690

日付: 1965-04-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会