高田富之の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○高田小委員 その未然防止、波及防止についての考え方というのがここでるる説明されておりますと同時に、他の個所で具体的にいろいろな問題があります。これは、石橋委員の質問にもあったかと思うのですが、たとえば基地や施設・区域の使用については全面的な包括承認を得る、これは安保条約六条の事前協議の包括承認のところなんかにも出ておるわけなんですが、そのことによって戦火がわが国に及んでくる、波及してくるということは当然だということをちゃんと書いてあるのですね。その危険をおかしてもやらなければならないんだ、そうすれば、また国内で戦時体制のような体制を整えたり準備したりすることは、同時にまた共産側のわが国に対する直接後略を誘引することになるんだということを認めながらも、それでもなおかつやるんだという、これは全体がそういうことで一貫しておるわけなんです。ですから、いまの文章の中には多少あいまいのような文章がありますけれども、全体を見ますと、非常にその点は考え方が一貫性があると思うのですよ。この研究そのものは、朝鮮における事態、それに対しましては波及防止というような消極的な考えではいけないんだ、むしろ包括承認をしてでもどんどん日本の基地を貸して、そして行動を自由にやらせる。また日本自体も海外出動までやって協力していくんだ、また国内では戦時体制をとっていくんだ、そうすることによって逆に向こう側からの、共産側からの侵略を誘引することになるんだ、危険はますます増大するんだ、しかし、それをおかしてもなおかつやることが自由陣営のために大きな目で見ていいんだというような主張でこれは全体が貫かれておるわけなんですよ。私は、こういう考え方自体は非常に危険だし、これはもう国民の最もおそれていることだと思いますので、この際そういうふうな考え方を政府、防衛庁長官の立場から、これはとんでもない間違いだ、そんな方針はわが国の防衛の方針にはないということをぴしっと言っていただけるんだったら言っていただきたいのです。言えないのだったらこれはやむを得ないですが、いかがでしょう。

発言情報

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発言者: 高田富之

speaker_id: 8851

日付: 1965-04-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会