高田富之の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○高田小委員 単なる誤解ということでなしに、そういう考え方で一貫しておると私どもは見ておるわけなんです。だから、そういう考え方は非常に危険な考えであるし、わが国の防衛の基本方針としてはそういう考え方はとらないんだということがすぱっと言えるのでないと、平和憲法を持っておるわが国でございますから、そういうことでは私は国民は納得しないと思うのです。ですから、わが国に火の粉が降りかからぬように全力をあげて波及を防止するということが国策の基本でなければならぬと思うのです。ですから、そういう点は、制服の諸君の考えというものはいささか好戦主義的といいますか、仕事の性質上そういうふうに走りがちな危険性は当然あると思うのですが、それはやはり押えなければならぬ。そこがシビリアンコントロールじゃないかと思うのです。そういう意味で、国を思う一念からとはいえ、主観的意図は私も決して否定はいたしませんけれども、それは非常に危険なんだ、そういう考えをわが国は持たないということをすぱっと言えないのだったら、あの憲法の前文、九条を持つわが国としてはお話にならぬと思うのです。この点はきっぱりと割り切って言えるのでなければならぬ、こう私は思うのです。
 そこで、まだいまのお答えでは非常にあいまいなんですが、そうすると、いまのに関連いたしますけれども、この点はこの間石橋委員から質問のあった点でございますが、これはどうですか、簡単にそうだとかそうでないとかいうようにお答えが願えるでしょうか。いまの波及防止の問題と関係するのですが、三つあるのです。
 第一は、安保条約五条の適用を見ない場合、すなわち現実にわが国の施政下の領域における日米いずれか一方に対する武力攻撃がまだない、そういう事態にまだなっていないという場合でも、なおかつ日米共同作戦を実施するのだ、こういうふうなことはあり得ない、条約のたてまえからいっても明文からいっても、そんなことは絶対にあり得ないのだ、またいまの波及防止という考え方からいっても、こんなことをすれば完全に日本を戦場にするようなものですから、そういうふうなことはあり得ないのだということをすぱっと言えるかどうかということが第一点。
 それから第二点は、いまちょっとお触れになりましたが、海外に派兵をする、この中にはずいぶんありますが、領空を越え、領海を越え、領土を越えて、そして対象国の領海、領空、領域へ行動を拡大するということがはっきり書かれておるのですが、そういう意味での海外派兵ということは絶対ないのだということをすぱりと言い切れますかどうですか。
 第三番目は、さっき申しましたように、基地や施設の区域の使用について、全面的包括承認、いつ、どこを、どういうふうにでも御自由にお使いくださいというような事前承認なんということは絶対あり得ないのだ、ばかげたことであるというふうにすっぱりと御言明できますか、どうですか。以上三点について……。

発言情報

speech_id: 104805277X00719650407_022

発言者: 高田富之

speaker_id: 8851

日付: 1965-04-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会