海原治の発言 (決算委員会)

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○政府委員(海原治君) 東京の周辺にございます日本及びアメリカのいわゆる卑下基地というものについてのお尋ねでございますが、私どもが考えておりますところは、先ほども他の委員の方の御質問にお答えしましたように、わが国の安全というものは、日本とアメリカとの安全保障体制というものがその大きなささえになっておるというふうに考えるわけであります。今後ともこの日米安保体制というものを大前提として、わが国の安全を守るという考え方でおります。このような考え方で考えますというと、そこには当然にアメリカに対して基地を提供する必要が出てまいります。この点において問題になってまいりますのは、日本は南北に細長い島国でございます。結局この首都東京のございます関東地方というものは、ちょうど扇のかなめのような位置にございます。したがいまして、通信その他の点から申しましても、どうしてもここに一つの指揮的なものが集まってくることは、これは軍事常識上やむを得ないというよりは、むしろ当然のことでございます。さらには、従来からの施設が現にそこにあるわけでございます。こういうことを考えますというと、先ほど施設庁長官のおことばにもありましたが、たとえば横田であるとか、立川であるとか、こういう基地をほかへ持っていくにしましても、これにかわるべき土地がまずない、それに対する管制その他の通信面等を考えてみますと、結局白紙的にはどっかに適地があるのではないかというふうに考えられましても、具体的に現在のいろいろな条件を考え合わせますと、結局ほかにこの基地を移すということはきわめて困難であるという結論にならざるを得ないわけであります。この点はひとつ現実の条件というものをお考えいただきたいと思います。たとえば、わが陸上自衛隊につきましても、この東部方面の管轄区域内には約四万四千の陸上自衛隊員、定員でございますが、これは配置されております。十七万一千五百名の総定員に対して四万四千ほどをこの周囲に配置するということは、それなりにいろいろな事態を考えました意味があるわけであります。先ほど申しましたように、現在ありますところの日本及びアメリカの基地というものは、私どもの立場からいたしますというと、それぞれに重要な意義を持っておりますし、それに全然異なった場所にこれを移すというようなことは、まず実際上きわめて困難である、こういうふうに考えております次第を御了承願いたいと思います。

発言情報

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発言者: 海原治

speaker_id: 4884

日付: 1964-12-23

院: 参議院

会議名: 決算委員会