小柳牧衞の発言 (本会議)

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○小柳牧衞君 ただいま議題となりました条約二件につきまして、外務委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 現在わが国が当事国となっております、ロンドンで改正された「工業所有権の保護に関するパリ同盟条約」は、特許発明、実用新案、意匠、商標等を国際的に保護するため、同盟国相互間における内国民待遇の許与、一国における出願に基づく優先権の主張、その他、統一的保護規定を定めたものであり、また、マドリッド協定は、原産地の虚偽表示を防止する措置を定めたものであります。
 今回リスボンで改正された両条約は、従来の規定のほか、戦後における工業技術及び貨物の国際的流通の増大傾向にかんがみ、条約の保護を一そう厚くする見地から、パリ条約については、代理人による不当な登録からの商標権者の保護等の措置を講じ、また、マドリッド協定については、虚偽表示のみならず、誤認を生じさせる原産地表示をも防止の対象としたものであります。
 委員会におきましては、日本人による外国デザインの盗用問題並びに最近の諸外国におけるわが国デザインの盗用問題の実情と対策、特許権使用料の対外支払い超過の問題、わが国がマドリッド協定により受ける利益等について、熱心な質疑が行なわれましたが、詳細は会議録によって御承知を願います。
 三月二十五日採決の結果、両件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。
 右御報告申し上げます。(拍手)

発言情報

speech_id: 104815254X01219650331_012

発言者: 小柳牧衞

speaker_id: 894

日付: 1965-03-31

院: 参議院

会議名: 本会議