園田清充の発言 (災害対策特別委員会)
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○園田清充君 いま両先生から御質疑になったことと関連する事項と、それからほかに二、三お尋ねしてみたいと存じます。私どもの視察の報告の中にも、さっき申し述べておきましたけれども、たとえば熊本の球磨川水系が三年連続の災害、この際抜本的な対策を講じてほしいという要望をしたのでございますが、一つは、建設省に対してそうした具体的な対策を検討せられておるかどうかという点。
それからもう一つは、農林省関係でございますけれども、いろいろ構造改善事業等の事業の中に、防災という考慮が払われていないような気がします。それ自体はさっきおっしゃったような河川も非常に河床が上がって、こうした原因を招来しておるというところを何カ所か見てまいったので、必然的にそういうことからして、将来の問題としては防災を考慮に入れた構造改善事業の推進ということが必要になってくるのだという、こういうふうに考えておりますけれども、この点について農林省でどうお考えになっておるか。
それから三年連続球磨川の災害の原因の一つは、森林関係、これは計画伐採という問題もあると思いますけれども、そうしたことが戦後無計画に行なわれたことが、災害の要因にもなっておるような気がいたします。そこでひとつ総合的に建設省あるいは林野庁とお話し合いいただいて、共同調査をしていただくならばと、こういうことなんですが、その用意があるかどうかということなんです。地元から要請があった場合に、緊急に要請に応ぜられる対策があるかどうかということをひとつお伺いたしたい。
それから自治省にお尋ねをいたしますけれども、熊本、鹿児島両県を見まして、県あるいは市町村財政を見ましても、ほとんど貧弱な財政の町村が多い。そうした中で、たとえば全壊家屋に対して一万円とか五千円という見舞い金が支出をせられておる、あわせて災害を受けますと、非常に災害事務の折ち合わせ等による旅費、出張そういうものが多くなって、旅費の高あたりがかさんでおるようでありますが、これらに対して、特交なりその他で特別の配慮をしていただきたい。その配慮をする用意があるかどうかということ。
それからもう一つは、さっき総理府から御説明になりましたけれども、激甚法あるいは天災融資法が発動せられますと、その法の範囲内では救われるのでありますけれども、ほとんどいわゆる行政措置として当然措置をされていい問題がたくさん残されておると思うのです。たとえば災害による共同防除に対する農薬の助成の問題、あるいは種苗の確保に対しての助成の問題、こういうものは必然的に行政事務として私は片づいていくのじゃないかと思う。だから、そういうことをすでにお考えになり、実施に移される用意がなされつつあるかどうかということ。
それからもう一つは、熊本、鹿児島両県下を見て回りまして、ほとんどがさっき御報告を申し上げましたとおり、家屋自体について申し上げますと、生活保護世帯、あるいはボーダーラインすれすれの家屋というのが、ほとんど災害の対象でございます。そうしたことで、自力復旧が非常に困難を来たしておる。しかも激甚災法の適用を受けたといたしましても、法の中で規定せられておる市町村は適用を受けても、その隣りの町村は、わずかなことで恩恵を受けない。いわばこれ自体は、私は法自体の不備ではないか、こういう気がいたすわけでございまして、そうしたことに対するいわゆる行政措置として、何らかの援助の措置を講じておられるかどうか、また講ぜられる用意があるかどうか、このことについてひとつ御答弁を願いたいと思います。大体以上です。