二宮文造の発言 (日韓条約等特別委員会)

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○二宮文造君 総理の御答弁が論点がはずれてきているのです。私がお伺いいたしておりますのは、南北の対立というものと、それから現在のベトナムの紛争というものが、いまは具体的には韓国の派兵となり、あるいは北鮮側のいわゆる全力をあげてこれを支持する、応援するというふうな意思の発表になり、いわゆるベトナムの紛争がすでにもうあの半島一帯にわたって連鎖反応を起こすような機運が出ているときに、われわれがこの日韓案件を検討するということは、その国際緊張に巻き込まれるのではないか、そういう不安が国民にあるということなんです。で、さらに論点を進めてまいりたいと思いますが、韓国政府が発表いたしました韓日会談白書、この中には、日韓両国の国交正常化は韓日米三国の提携を強化し、国際的な経済協力のための自立経済体制の確立と経済的繁栄をなしとげる基礎となろう。あるいは韓日間の正常化は単に韓国民だけに関係することではなく、激動する国際情勢、特に極東における反共のとりでを強化するために必ず達成すべき命題である。総理が先ほどお話しになりましたのは、主として国内向けの政府の立場であります。ところが、それを受け取る相手方、あるいは日本の国民もそうですが、アジア地域の人たちの考え方、あるいは世界各国の考え方というものは、この韓日会談白書に述べられました二つの項目に要約されると思うんです。その点について私ども非常に心配をするわけです。この点についてもう一度答弁をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 二宮文造

speaker_id: 13834

日付: 1965-11-26

院: 参議院

会議名: 日韓条約等特別委員会