佐藤榮作の発言 (日韓条約等特別委員会)
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○国務大臣(佐藤榮作君) ただいま小林君にお答えしたとおりでありますが、重ねてお尋ねでございますので、私の考え方を申し上げたいと思います。私はただいま政府を代表いたしまして、そうして皆さま方の承認を求むる案件、同時に成立を求める法律案等々を一括御審議を願っているのでございます。これらの審議の段取り等につきましては、ただいま申し上げますように、委員会において十分お打ち合わせを願って、そうしてその段取りをおきめください、かように私は申しておるのであります。ただ、私が総理であると同時に自民党の総裁である、こういう立場から、総理というよりも総裁としての立場からその考え方をはっきりしろと、こういうお尋ねのように伺いますが、ここのところは実はたいへんむずかしいところであります。しばしばお話しであるように、私がいわゆる政府としての立場、これは立法府に対して干渉がましいことを一切やってはならないことでございます。これはもうははっきりしている。立法府と行政府、この三権分立の関係からもその点ははっきりしている。これを混淆するようなことが、あっては相ならない、かように思います。したがいまして、私は自民党の総裁でもありますが、私自身が内閣総理大臣である、行政府を代表しておる、かような立場におりますので、国会の運営と党の運営につきましては副総裁並びに幹事長、これにまかしておる、かような状態でございますから、その点はひとつ御了承いただきたい。で、私はただいま申し上げますように、皆さま方の御審議について、早く御審議をしてください、こういうことは気持ちとしては抱いておりますが、それは率直にそういう話をいたしましても、皆さん方から、何だ、よけいなおせっかいだと、必ずおしかりを受けることだと、かように考えておりますので、この委員会の段取り等については、十分委員会において自主的におきめいただきたい。