小林武の発言 (日韓条約等特別委員会)

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○小林武君 こういう問題であまり時間をとるのもどうかと思いますけれども、総理はこの点について、もっとやはり具体的な答弁をするべきだと思うのです。二項をお読みくださればわかるように、この第二項は、「条約・協定・交換公文は、本院における自然成立を待たず、十二月十日に討論、採決に応ずる。」と、こう言っているのは社会党のこれに対する一つの譲歩の形だと思う。いわゆる議会政治に対するさまざまな批判に対するこれは社会党の建設的な意見であると思っている。その条件を一つ出して、あなたの党に対してこれは慎重審議するべきだということを申し入れている。あなたはそれをやっぱり理解してもらわなければ困る。先ほどのお答えの中に、審議は詳細にやってもらいたいと思っているというそういうお考え、しかしいつまでもやられても困るから、なるべく早くというようなその二つの意味はありましても、問題はやはり詳細に審議するというところに問題点はある。当然だと思う。そうすれば、これは時間もかかるし、あるいは、たくさんの質問者があれば、その質問者がそれぞれ出てやらなければならないと思います。特に私は、この本委員会が始まって以来繰り返された質疑は、最も重大な総論的な問題についてはかなり論議がかわされたと思う。しかし、各論とも言うべき最も国民に直接つながるような具体的な問題については、必ずしも私は明確になっておらないと思う。そういう段階で、きのう、おとといあたりから、すでに今晩はどうなるとか、あしたの朝はどうなるとかということを言われるのは、少なくとも私は審議を中心にした国会の運び方でないと考えるのです。だから、そういうようなあいまいなことではなくて、この段階に来たら、あなたが、本心は、いや、きょう一発やるのだというようなことなら、そういうようなひとつ御答弁を願いたい。そうでなくて慎重審議が本心なら、やはり総裁と総理とは複雑な立場にあるといったところで、一人の人間がやっているのですから、これはそう御答弁を願いたい。

発言情報

speech_id: 105014958X01019651204_009

発言者: 小林武

speaker_id: 30010

日付: 1965-12-04

院: 参議院

会議名: 日韓条約等特別委員会