小林武の発言 (日韓条約等特別委員会)

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○小林武君 やっぱり総理のお考えになっていることは、私の予想したとおりであります。このことはいずれ、しかし、だんだん質問を進めていく段階で明らかにしていきたいと思いますが、その前に一言だけ申し上げておきますというと、どうもやっぱり使い分けをやっちゃいかぬと思うんですよ。椎名さんに聞けば、一体、韓国の憲法を承認したわけでもないから、韓国の憲法を持ち出されても困るということを言う。今度、北の話をすると、あそこの憲法はどうだからどうだというような……、それから出発して、一体、そこにいる者は、どうも日本の国内の政治にまで干渉するというような——これはちょっと、そこらここらにいるような口うるさい連中が言うならば別ですけれども、総理大臣のおことばとしては、はなはだもって受け取れないという私感じがするわけですよ。こういうことはまあひとつおっしゃらないようにしていただきたいと思いますけれども、しかし、それは、ひとつだんだんこれはいきますから……。
 それでは、文部大臣にお尋ねをいたしたいわけです。
 第四条に、教育に関する「妥当な考慮」というのがある。この「妥当な考慮」ということについては、明らかにこの条約・協定の中にされているようでございますけれども、これを理解するに必要な条件としては、協定も読んでみなければならない、合意された議事録も読まなければならない、あるいは、討議の記録としてさまざまな問題もあるということになればね。さらに、これがあっても、具体的にこれが効力を及ぼした場合には、あなたのほうでは実際にこれを教育的な行政として移す場合に、さらにもっと問題点があるということをあなたたちのほうでも言われている。だから、この第四条の教育に対する「妥当な考慮」ということは、内容的にどういうことなのか、これを詳細にひとつお話をいただきたいわけです。とにかく、この協定の中に「教育」という文字は二字しか使われていない。たった二字の問題でございますけれども、これは両国の間の教育の問題——先ほど申し上げました教育の問題からさらに発展して、一体、外国人の教育はどうするのかという問題にも発展するさまざまな要素を持っておるわけでありますから、おいおいそれについてはお尋ねもいたしますが、とりあえずこの第四条をどうお考えになっているか、この点、ひとつお尋ねをいたします。

発言情報

speech_id: 105014958X01019651204_027

発言者: 小林武

speaker_id: 30010

日付: 1965-12-04

院: 参議院

会議名: 日韓条約等特別委員会