加賀田進の発言 (商工委員会)

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○加賀田委員 いろいろ政府も中国に対しての外交について苦慮されておるようでありますが、先般当委員会においても論議されましたいわゆる中国との貿易関係についても依然として今日まだ進展をしておりません。松村さんが行って貿易関係の新たな問題について話を進めているらしいし、聞きますると、スポーツ関係だけだといっておりますけれども、参議院の河野副議長も行く。だからこれは実際は、政府のいっている政経分離という経済的な問題が主体なんですから、だからそういう意味では、私は積極的にあらゆる努力をして、中国等の参加をやはり要請すべきだと思うのです。政府は、どうも中国というと消極的な態度をとるわけですが、これはぜひ通産大臣として、あらゆる機会に参加の条件というものを確保していっていただきたいと思うのです。
 それから財政的な問題ですが、政府としては、一体建設費やその他について、いまも御質問なさったように、千二百億程度の、今日第一次予算でしょうけれども、政府はそれについてどれだけ、何%の裏づけをするかということが、公式に明確になっておりません。私が一九六七年のカナダで行なわれる博覧会の財政的な国の姿勢というものを調べてみますと、赤字について、もうすでに政府の負担すべき率というものを明確にして、そして積極的な努力をしておるわけであります。カナダのモントリオール博におきましては、もし赤字が出た場合には、必ず五〇%の負担は国がする。あとの三七。五%は州がする。州というのは日本で言えば、規模は小さいけれども府県だろうと思うのです。あとの一二・五%は担当市のほうが赤字を負担する。こういう明確な態度をとって、今日準備をすでに進めているという状態であります。建設費とか運営費等についても、政府自体も積極的な経費負担の問題が明らかになっておるわけですけれども、いま政府としては、法律的には予算の範囲内においてと言う。じゃ予算は何ぼ出すのだということは明確になっておりません。一体政府としては、具体的にまず第一次案として千二百億円ということを仮定いたしましても、それについてどれだけの財政負担をしようとするのか。これは各国の例を見てみますと、実質的な赤字がほとんど出てまいりますから、赤字の処理についても、政府はどのように考えているのか。従来の政府の態度じゃ、地方公共団体に御協力を願う、関係財界にも御協力を願う、あとは政府としてはできるだけというような、非常にばく然とした態度でありますけれども、積極的に協会が対処しようとすると、何としても、政府が財政的にどれだけの腹がまえを持っておるかということが、この万国博を成功させる大きなかぎだと思います。したがって大臣としては、まだ閣議やその他で明確になっておりませんのに、ここで数字的なパーセンテージをあげるのは困難でしょうけれども、しかし担当大臣としての腹がまえだけは明確にしていただきたいと思いますが、どうでしょう。

発言情報

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発言者: 加賀田進

speaker_id: 20805

日付: 1966-05-24

院: 衆議院

会議名: 商工委員会