西田剛の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○西田政府委員 ただいまの定時制関係の体育の大会をやることと、それから全日制も含めました大会をやることとの関係でございますが、まず、定時制を中心とした体育連盟が、他の全日制の高校を対象にし定時制も含めましてやっておるものから離れて、別立てになっておるものが、たとえば東京の例につきまして先生からお話がありましたが、そのほかに四県ばかりございます。ただ、そうした場合、お話のように、たとえば野球とか陸上とか自転車とか、さらには柔道というようなことも計画があるようにお聞きいたしておりますが、そのような種目別にはすでに高体連の全日制のものとは別建てにやっておるというような経緯もあるので、組織も別建てにしてはどうかというような御意見でございますけれども、ただいまの現状では、定時制高校も全日制高校も同様に高体連の傘下に入って、差別なしにやっておるというような現状でございます。これを区別してやることがはたしていいかどうかというような点は、教育的にもいろいろ問題があるわけでございます。また、実際に、大会をやった場合に、はたして見ばえがし、刺激になり、あるいは生徒が非常に希望する形でうまくいくかどうか、これはなかなかむずかしいところでして、水準も全日制よりはやや劣りましょうし、そうしたところに、観客にもなしにやるということがはたしていいかどうかという問題もあろうかと思います。また、考え方によりましては、もともと定時制の生徒というものは多少無理がある。昼働いてきて夜は勉強もする。さらにこのスポーツに親しんで健康を維持増進していきたいという気持ちがある。この三本建てでいこうとするところに相当無理がある。そういう生活環境にある定時制の生徒を中心に全国的な競技というようなものを一般の全日制と同じように考えていくことが、はたして生徒のしあわせになるかどうか。これは種目や生活環境等々と結びつく関係もありまして、いま先生からお話のありました種目などは、やや定時制にもなじみやすい種目だと思います。自転車なんか特にそうだと思います。そういう点の配慮も考慮の上検討さるべき問題ではなかろうかというふうに思います。
いずれにいたしましても、定時制関係の生徒がスポーツに非常にあこがれておる、やりたがっておる。そうして、やる限りは、その記録とか、そういうこととは別に、できるだけ鼓舞激励していくような方法は奨励していきたいというような考えでおりますが、そのために、はたして別建てでいくほうがいいかどうか、傘下になって一緒にいくほうがいいのか、これは経費の関係もいろいろからまることでございますから、十分高体連においてそうした定時制の特殊性というものを考慮した上で心あたたかい検討をしていただくのが望ましいのじゃないかというふうに思います。
それから、補助につきましては、スポーツ関係では、野球のほかに陸上競技、自転車につきまして、自転車振興会のほうから補助が出る。陸上競技ですと二百万ばかり、それから自転車の関係ですと百七十万近い補助といいますか援助が出ているわけでございます。それらにつきましては、文部省も関連をして、できるだけ多くその方面にさいてもらいたいということで、ことしはさような現状になっておるわけでございます。