山花秀雄の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○山花委員 今国会における補正予算の審議にあたり、日本社会党を代表して、おもに政治姿勢の問題と経済政策及び外交問題について質問をいたします。
十一月十二日午前零時十八分、日本の議会制民主主義は死んでしまったのであります。あらゆる法規慣例を無視して、上程中の重要議題や閣僚不信任案をほおり出して、抜き打ちに、だまし討ちによって日韓条約案件の採決を強行いたしました。これを議会政治の自殺行為と言わないで何と言えるでしょうか。これは翌日のあらゆる新聞の社説で批評しております。あのような状態で強行採決が認められるといたしますならば、憲法の改悪であろうが、核兵器の持ち込みであろうが、どんなことでも万歳と叫ぶだけで何でもできるということであります。これで国民に議会政治を信頼せよと言っても、だれも本気にしないのであります。日韓条約の批准という目的のためには手段を選ばずというやり方は、全く世界一の反動政権といわれておる朴政権とちょっとも変わらない政権が佐藤政権であります。田中幹事長は、今度のやり方は新例と称しております。こういう新例が既成事実になるとすれば、選挙が終わって多数党になったその瞬間から、国会の審議が必要なくなるということであります。これは一般的な民主主義の理解もないファッショの態度であります。議会制民主主義の根本的なあり方について、まず第一に佐藤総理の所見を承りたいのであります。