山花秀雄の発言 (予算委員会)

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○山花委員 ただいまの各党の申し合わせにより、言論の自由の確保を十分尊重する、少数意見をも尊重する、私はこのことが守られますと、物理的抵抗というような問題は起きないと思うのであります。この点をひとつはっきり将来守っていただきたいことを要望しておきたいと思います。
 なお、議会制民主主義を破壊するのはだれであるかということをわれわれは考えてみたいと思うのです。政府与党は、議事妨害をした野党を非難しております。野党は、強行採決をした与党の責任を問うておる。結局問題は水かけ論であります。あとに既成事実だけが残っていくのであります。そうして、国民は議会を信用せず、政治不信になってきておるのであります。総理の態度は、われわれも悪いが野党も悪い、そういう立場で、ただいま各党申し合わせをしたからこれからはだいじょうぶだということを言われております。これは、往々権力を持つ側にひとつの既成事実をつくり上げることを許しておるというのが、従来の慣例になっておるのであります。われわれも、減税政策とか住宅政策等はどっちを先にするか、あるいは道路整備を先にするか、こういうような政策問題については、議会の多数決できめると考えております。しかし、憲法の基本に直接触れるような問題、こういう大きな問題では、右の公式論は私は当てはまらないと思うのであります。国会を二分するような重大案件については——議会制民主主義の究極のにない手は国民であります。安保問題とか日韓問題とか、与党、野党が絶対に妥協を許さない、きびしい対立をした場合には、これを決定するのは最高主権者の国民以外にないと私は信じております。したがって、当然国会を解散して国民の信を受け、それからやるべき性質のものであると思いますが、この点、総理はどう考えておられますか。

発言情報

speech_id: 105105261X00219651222_006

発言者: 山花秀雄

speaker_id: 27682

日付: 1965-12-22

院: 衆議院

会議名: 予算委員会