佐藤榮作の発言 (予算委員会)
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○佐藤内閣総理大臣 ただいま過去の問題について、私は深く反省をしておるのであまり触れたくはありませんけれども、新しい申し合わせをした際でありますから、前向きの姿勢でこの問題と取り組みたい、かように申しましたが、山花君からたって臨時国会のいきさつについて触れられて、またそれについて所見を聞かれますので、私お答えをいたしますが、当時社会党の方々は、経済問題を中心にして臨時国会を開けと言われました。そうして七十日の会期は要らないと言われた。もっと短い会期でよろしい、こういうことを言われたと私は記憶いたしております。またこの七十日の会期が、私どもはどうももっと要るのではないかと思いましたが、社会党は短い会期を要望されておるから、その辺でようやく七十日がきまったと思います。その際に、社会党の方々は、日韓問題よりも経済問題を先にやれ、こういう強い御要望であったと思います。私は、国会というものは各委員会が並行してしばしば審議を行なうところでございまするし、一委員会だけで事柄が終わるものでもない、かように思っておりますので、もしもこれが、国会がうまく審議を続けていくならば、並行して審議をすることによりまして、すべての問題が、いま当面しておる重要問題は解決を見たのではないか、かように私は思います。しかし、ただいまとやかく申しまして議論を紛糾さすことは、私の真意ではありません。せっかくただいま申し合わせをいたしまして、前向きで、今度はこういうような問題を起こさないようにしよう、かように実は申しておるのでありますから、そういう意味で、過去のいろいろのできごとも、われわれがもちろん考えていかなければならない反省のその材料にはいたしますが、どうか前向きの姿勢でこれらの問題も取り上げる、こういうことであってほしい。これを心からお願いをいたします。