野原覺の発言 (予算委員会)
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○野原(覺)委員 ただいま永井委員から政治の姿勢につきましてお尋ねをいたしたのであります。昨日は同じくわが党の勝間田委員が政治の姿勢についてお尋ねをしたのでございますが、昨日といい、本日といい、佐藤総理が常に私どもに答弁をされておりますることは、政治の姿勢は正さなければならない、道義はあくまでも正さなければならない。この一語に尽きるかと思うのであります。ところが、遺憾なことに事実は逆でございまして、たとえば参議院における前副議長重政氏の秘書がピストルを密売した、治外法権的な場所においてピストルを密売したということで、これは非常に国民から糾弾をされたことは総理御承知のとおり。ところが、また私は、遺憾なことに、ここで二月三日の朝日新聞の記事を実は持ち出してお尋ねせざるを得ない。これは、あなたが任命した閣僚の中に該当する人があるとすれば、その閣僚の方には、個人的にはまことにお気の毒なことでありまするけれども、しかし、国民が佐藤内閣の政治に対して実は大きな疑惑を持っておる。あなたが何と政治姿勢を正すと言われても、こういう事実に直面いたしますというと、国民はまたかという感じを持ってくる。これは事実であります。二月三日の朝日新聞はこう書いておる。現閣僚の私設秘書短銃所持で昨年暮れ罰金、また暴力団に横流れ、こういう見出しなんです。当然この記事に対しては、佐藤内閣としては、これは重要なことでございまするから、朝日新聞に、これが事実でないとすれば、記事の訂正、取り消しの要求をすべきである。また、天下の大新聞朝日新聞が、佐藤内閣の現閣僚の秘書が短銃の不法所持で罰金刑に処せられたということの記事を書いた以上は、これは天下の大新聞でございまするから、まさか国民としては、これは事実を誤った報道でないことだ、これはそのように理解するのであります。ところが、政府は一度も記事の訂正をしたとも私どもは聞かないし、同時にまた、朝日新聞はその記事の取り消しをされたということも聞いていない。一体このことは事実なのか。私は総理にお伺いをする。これは事実なのか。二月三日から今日まで何ら記事の訂正も取り消しもされないが、佐藤内閣の閣僚の秘書が短銃の不法所持で罰金四万円の刑に処せられたのかどうか、これはひとつ国民の前に明確にしていただきたいと思う。