中村寅太の発言 (予算委員会)

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○中村(寅)国務大臣 昨夜、カナダ太平洋航空機が羽田の飛行場で事故を起こしまして、たくさんの死傷者を出しましたことは、まことにお気の毒のきわみでございまして、心から哀悼の意を表する次第でございますが、その状況を御報告申し上げます。
 カナダ太平洋航空会社所属ダグラスDC8型機は、同社の四〇二便として、機長マクニールほか九名が乗り組み、旅客六十二名を乗せて、昭和四十一年三月四日十六時十四分  これは東京時間でございますが――香港を離陸し、東京に向け飛行しました。
 同機は、十九時十六分高度一万四千フィートで木更津の待機経路に入って、東京国際空港の気象状態の回復を待った。その間一時は台北へ引き返そうとしたが、結局、二十時五分、レーダーによる精密進入が可能な気象状態になったので、着陸進入のための降下を開始した。
 二十時十五分ごろ、同機は指定された滑走路へ一マイルの距離に達した。それまでの同機の方位及び角度は正常であったが、四分の三マイル以降、降下角度が十ないし二十フィート低過ぎたので、管制官はその旨注意した。その後も低過ぎる降下を続行したので、再度その旨を注意した。
 その直後、同機は急角度で降下し、滑走路末端手前の岸壁に衝突して炎上大破した。
 政府は直ちに運輸省に運輸大臣を長とするカナダ太平洋航空機事故対策本部を設け、警察、消防庁、海上保安庁、航空局その他関係機関は協力して消火及び遭難者の救出に当たるとともに、運輸省担当官を現地に派遣して、事故調査を開始した。
 搭乗者七十二名中、六十三名が死亡、生存者八名、残り一名は不明でございます。
 これは五日の午前九時現在でございます。
 以上御報告申し上げます。
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発言情報

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発言者: 中村寅太

speaker_id: 21511

日付: 1966-03-05

院: 衆議院

会議名: 予算委員会