川俣清音の発言 (予算委員会第一分科会)

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○川俣分科員 私は、この際、いま議題となっておりまする国会関係予算について、事務総長並びに関係者に質問をいたすのでございますが、国会という内部の問題であるだけに、実は、非常に議員全体が関心を持ちながら、部内の問題であるという考え方で常に——政府関係機関についてはかなり内部にわたっていろんな意見が出ておりますが、国会については、慣例上もありまして、議運のほうにまかせっきりだという弊害もあるようでございますので、あえて私、この際国会関係予算について取り上げる次第であります。
 国会当局側も、内部の問題であるということで、予算は当然無審議で国会を通るものというふうに安心しておられるようでございまするし、また、議運を通じて各党に理解されておるものと考えられておるようでございます。これがそもそも審議を充実させないゆえんかと思いますので、事務総長はじめ、内部のことではございますが、やはり国民の税金を使うことでございまするから、最高機関に所属しておられるだけに、やはりえりを正して予算審議に応ずるという態勢がなければならないと思うのでございます。
 そこで、各官庁機関と国会機関とは非常に異なる点がございます。それは、通常の執行量において年間に非常に差のあるということです。開会中、閉会というような、他官庁に見られない特徴を持っておることがその一つ。もう一つは、予定外の、あるいは予想外の事態が起こりまして、昼夜区別なく仕事が行なわれておるという点でございます。しかも、それは、議院の意思とか、あるいは構成しておる者の意思ではなくして、ごく限られた範囲で、あるいは時の政府、あるいは時の与党の考え方によってこの一日の執行量が異なるという特質を持っておるということでございます。どんな官庁といえども、大臣の意思だけではこの執行量の内容を変更することがなかなか困難でございますが、国会は、そういう点では、他官庁に見られない、あるいは他の会社に見られない特質を持っておるわけでございます。特質に伴う弊害もまた持っておるわけでございましょう。したがって、予算の組み方につきましても、一体、予算に従って国会の中が運営さるべきなのか、運営の実態をつかんで予算化するのか、どちらを重点に置くのかということによって予算の内容を異にすると思うのです。予算の範囲内で国会というものが運営されていかなければならぬのか。普通の官庁の場合は、予算に拘束されて執行しておるわけですね。国会は、そうじゃない点がときどき出てくるわけです。それは最高の機関だということでありましょうが、国民の側から言うと、予定されないものが支出されなければならない。そこに非常な大きな違いがあると思うので、そこで、事務総長、一体どっちを主体にして——これは事務総長でも無理と思うのですよ、これは議長だと思うのですね。予算をもとにして執行する体制を整えるのか、いや、そうじゃなくして、全く執行の実態のあとを追って予算化していかなければならぬのか、これが一番の予算の問題だと思うのですが、事務総長、どのようにお考えになりますか。あるいはここで答弁しにくければ、あとでもけっこうです。議長と打ち合わして御答弁があってもいいと思いますが……。

発言情報

speech_id: 105105266X00619660302_002

発言者: 川俣清音

speaker_id: 14578

日付: 1966-03-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第一分科会