川俣清音の発言 (予算委員会第一分科会)
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○川俣分科員 ほかの官庁よりも超勤の時間が多い、これがおかしいのですよ。多いということがおかしいのですよ。それは官庁と比較して多いという表現で、行なわれておるものとして比較した場合どうなっておるか。行なわれておる事態、拘束を受けておる事態、それと比較して多いというなら話はわかりますけれども、ほかの官庁より多いなんていうことは、初めからそれを前提にしておるのです。だから、なぜ一体予算の制約を受けるような行動に出てはいけないという制約を与えるのか、それは国会の本質上裏づけをしてやるというのか、わからない、こういう質問の出発だったはずです。よそと比べて多いなんていうようなこと、そういう事態でないという説明を最初にしたはずですね。つくられた事態にいつでも即応するというようなことは、なかなかこれは予算としてはむずかしいことなんです。非常事態であるなら、これは予備費の使用もありましょう。つくられた事態に予備費の使用というのは非常にむずかしいことになる。各官庁とも、つくって予算の増額になるというようなことは、あなた方のほうでは許さないでしょう。国会だけはつくった事態に対応するというお話だから、それでは対応するような予算でなければならぬはずでしょう。全部見てごらんなさい。非常事態でないでしょう。つくられた事態が起きますと、翌日どうです。欠勤者が出てくるじゃないですか、病人が出てくるじゃないですか。これは委員部あるいは記録部ばかりじゃないです。警務部におきましても、あるいは国会議員も——医務室の診療状態を見てごらんなさい。記録をとってごらんなさい。常時はたいてい三十人から四十人ぐらいの診療ですが、ああいう事態が起きると、八十人から八十四、五人になっている。約三倍の診療を受ける者、手当てを受ける者が出てくる。国会議員ですらそうです。職員も同様でなければならぬ。いや、職員は若いから幾らか年齢の差はありましょうが、拘束を受けることには間違いない。翌日の勤務に関係してくるわけです。そればかりじゃありませんよ。電車などがなくなっている場合がたくさんあるじゃないですか。交通機関がとまる。通常の交通機関ですね。タクシーなんかは別です。このくらいな超勤をもらってタクシーで帰って、超過勤務を与えたからいいだろう——人間というものは自由を求めているので、拘束されること自体が窮屈な話だ、不自由なことだ。そればかりでなく、タクシーに乗らなければならぬ。こうした事態に対してどう処理するか。先般の日韓国会においても、医者の交代時間に医者を迎えに行くのに、ここは夜おそくなるとなかなかタクシーが拾えない。医者は交代しなければならぬ、迎えに行かなければならぬ。タクシーがない。では事務局の車を使ったらどうだ。事務局もまたそういう事態になるとなかなか離さない。そういう費用がないじゃないですか。医者といえども交代しなければならぬ、そんな事態を考えていないから、他に患者を見ている場合もありましょう。入院患者を見ている場合もありましょう。国会だけに拘束を受けるわけにいかない。これは国会がさように運営されておるということを説明しておる。それに対する一体超勤といったものが適応するようになっているかというと、なっていない。確かに他の官庁より多いことは私は認めますよ。ただ他の官庁より多いというだけですね。実態に触れていないことは事実です。実態に触れてないようなことがあたりまえのように横行しておるということ、あたりまえのように横行させることを認めるのか、それを阻止するのか、制約をするのか、規制をするのか、どちらですかとまた聞かざるを得ない。
こんなことでは、時間ばかりたちまして十分な審議はできません。国会は審議権があるにかかわらず、こういう答弁のままでは審議ができない。私は時間が参りました。制約された時間を忠実に守りたいと思いますが、主査報告の場合に、こういうことでは審議できなかったということを明らかにしなければならぬ。これは主査が悪いわけじゃない、答弁が対応できるような、説明できるような予算の内容じゃないということを申し上げて、私の質疑を終わりたいと思います。