宮田康久の発言 (産業公害対策特別委員会)
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○説明員(宮田康久君) いま三%のお話が出ておりましたが、アメリカでは、御承知のように、今回きめましたのはエンジンの大きさによりまして三段階に分けております。と申しますのは、エンジンが小さいほうが技術的に非常に困難な面がございますので、八〇〇ccから一六〇〇ccの間を二・三%の一酸化炭素の排出量の制限にいたしまして、それから一六〇〇ccから二三〇〇ccの間を二%にした。さらに二三〇〇ccをこえるものを一・五%、そういうような三段階の規制をしております。
そこで、私どものほうで今回三%という線を出しましたが、実は測定方法自体が違いまして、御承知のように、アメリカにおきましては高速で走っておりますので、日本と事情が違います。その点で、私どものほうの研究所でも、関係の官庁の研究所と共同でいろいろな調査をいたしました。日本の現状から申しますと、東京都の走行状態をごらんになりますと、制限速度四十キロでございます。そこで、大都市の公害がいま問題になっております。そこで、私どものほうの運輸省として、いま暫定案としてきめております測定方法は、まずこの実態を調べまして、アイドル、遊転でどれくらい、それから四十キロまで加速してどれくらい、それから四十キロの定速で運転をしてどれくらい、さらに四十キロから減速をしてどれくらい——それが実際に東京都内を走いております状態に合わせた状態で試験をするという方法でございまして、アメリカでやっております方法は、八十キロまで上げまして測定をするような方法をとっております。したがって、速度を上げますと、一酸化炭素の含有量は非常に減るわけでございまして、その辺で、先ほど通産省から御説明がありましたように、アメリカでの測定は日本での測定よりだいぶ低く出ておる。
そこで、三%にきめましたことは、先般の委員会でも御説明申し上げましたが、昨年、いま申しましたような方法で、日本でいま生産されております新型車につきまして多数の測定をいたしました。その結果、六%、七%程度の車が相当ございました。先般は、それを約半分程度に減らすという御説明をいたしましたが、その後いろいろ検討を加えまして、三%まではいけるということで、今回運輸省といたしましても、本年の九月から出ます新型車について三%の線で押える。さらに技術開発を大いに促進をさせまして、段階的に規制を強化していきたいと考えている次第であります。